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祝!ミシェル・ヨー(楊紫瓊)第80回ゴールデン・グローブ賞

アジアのステキなお姉さまが、ハリウッドで評価されるのはうれしいです。一昨年のクロエ・ジャオ監督は若いですが、ミシェル・ヨーは大ベテランですから。

ミシェル・ヨーは、マレーシア華僑出身でミスマレーシア。香港のサモ・ハン・キンポーに見出されて女優デビュー。ということで、先日みた『カンフースタントマン』を思い出しつつも、やはり日本ではアジア系初のボンドガールになったことが一番注目されたのでは?

個人的なリアルタイムは、『宋家の三姉妹』(1997年)でしょうか?香港の女性監督メイベル・チャンの歴史ベースの映画。孫文の妻・宋慶齢、蒋介石の妻・宋美齢になった妹たちをまとめる、しっかりものの長女役(左)がぴったりです。

アクションの強烈な印象は、やはり李安監督の『グリーン・デスティニー(龍臥蔵龍)』(2000年)の武侠の世界に生きる芯の強い女性。強いチョウ・ユンファに惹かれながらも控えめに支え、自分と同じ道を歩まないように若くて鼻っ柱の強いチャン・ツィイーを見守る役。以後、チャン・イーモウとかホウ・シャオシェンみたいな大物監督が武侠映画撮って映像美に走ったのは、この作品の大ヒットの影響ですが、どれもこの映画に及んでいないです。

アウン・サン・スー・チー役で出た『The Lady アウン・サン・スー・チー ひき裂かれた愛』(2011)は主役のミシェル・ヨー以外の部分でいろいろ残念でした。そして、初めて主役+メインキャストがアジア系のハリウッド映画『クレイジー・リッチ』では、「アジア的文化を茶化す役なら出ない」とオファーに注文をつけたとか。

『アバター』や『トランスフォーマー』、『スター・トレック」などなど。ミシェル・ヨーの出ている作品を全部あげることは到底できませんし、私もそこまで詳しくないので、とりあえず個人的にはこんな感じ。ということで、とりあえず3月公開の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を見に行きます。恭禧!恭禧!


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