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映画初心者にオススメしたい映画10選

個人的に、YouTubeで映画系YouTuberと呼ばれる人たちの動画を観るんだけど、そんな中で生配信とか観てると時々見かけるのが、「最近映画観始めたんですけど、なにから観ればいいですか?」という質問。
せっかく映画に興味を持ったけど、何から観始めたらいいか分からないらしい。

それぞれYouTuberの方が色々と言ってくれるんだけど、個人的に観るものに困っている映画初心者が観るべき映画は「有名な映画」に尽きると思うんですよ。

一応、年間500本程度の映画を観るという生活を3年近く続け、その後も恐らく人並み以上には観ている身として言っておきたい。

よく名前を聞くとか、テレビでやってたような気がするとか、そんな感じの有名映画。
いやさすがに観てるわって言われそうな映画かもしれないけど、あえて真正面から紹介してみたいと思います。

というのも、独学で映画を観始めて、ディープな映画を観るようになると、「意外と有名な映画を観ていない」という現象に陥りやすくなるんですよね。
映画通が好きそうな映画ばかり見て、すっかり忘れてしまったり、思い出したころには今頃観てもなぁという気分になったり、中には有名な映画を見ることに逆張りしてしまう人もいるらしい。

なので、早めのうちから有名な映画を観ておいた方がいいと思う訳です。
有名な映画というのは、結局面白いから有名で、初心者でも比較的観やすいつくりになっているので、変に構えることなく観ることができる思うので。
そして、それらの映画は観ている人も多いので、いざというときの会話で出てきても困らなくなる。

なので今回は、めちゃくちゃ有名な映画の中から、特に手堅い作品を紹介してみようと思います。
1,2,3と一応番号を付けているけど、別にこの順番にという訳ではなく、思いついた順と言うか、たぶん有名順はこんなもんじゃない?という勝手な順番なので気にしなくてOK。






1.タイタニック

もはや映画といえばタイタニックというくらい有名でしょう。
ストーリーは恐らく観てない人でも知ってる人は知ってるかもしれない。
船が沈むんでしょ?と言われたらその通りで、言ってしまえばそれ以上もそれ以下もないお話ではある……。

ところが、オチが分かっていても面白いのだからさすがという映画。
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが演じた二人の若い男女の情熱あふれる純愛ラブストーリーは、一度観始めたらそこから離してくれないのです。
あと女性がよく言うのだけど、男から見てもこのディカプリオはカッコいいと言わざるを得ない。

アカデミー賞で作品賞を始め歴代最多の11部門を受賞しつつ、公開当時の世界最高の興行収入を獲得し、何年もその位置を守り続けたモンスター映画。
普通、アカデミー作品賞を受賞しても、興行収入ではそうでもない、というものなんだけど、その相反する二つを獲得しているのだから凄い。
「映画」というジャンルの代表格的作品なので、一応観ておいた方がいいと思います。




2.ターミネーター2

2本目は、テレビで何年も腐るほどやっているターミネーター2。
意外と観ていないという人がいたら、ぜひ観ておきましょう。

ダダンダンダダン!という音楽や、「I’ll be back」を始めとする名セリフが、いつどのような場面で登場するのかは、映画好きとか関係なく知っておいた方がいいかも。

「タイタニック」と共に、ジェームズ・キャメロン監督作は、このほかにも「アバター」とか「エイリアン2」とか有名な作品が多いので、押さえておくといいかもしれない。
ちなみに1作目の「ターミネーター」もキャメロン監督で、面白くはあるのだけど、ちょっと2より複雑(?)だからかあまり有名ではない……。
それに1を観ていなくても2は観れるので、ターミネーターをまったく知らない人にもオススメです。




3.バック・トゥ・ザ・フューチャー

こちらもSF映画だけど、ターミネーターよりもアドベンチャー感、エンターテインメント感が強いのが本作。
なので男性にはもちろん、女性にもオススメ。

シリーズは全部で3作あるけど、少なくとも1作目は抑えておいた方がいいかも。
1作目は、自分の両親が違う人と結婚して自分が生まれなくなっちゃう!という、ドラえもんにもあったタイムトラベルものあるあるなお話で、これが王道ながら面白い。

タイムマシンの車・デロリアンが滑走するシーンは映画好きなら見逃してはいけないと思うんですよね。
あと、40代以上の男性なんかは、世代的に多くの人が観ているので、そういう世代の人と話すネタにもなる。

ちなみに製作総指揮は、あのスティーヴン・スピルバーグ。監督ではないので注意。ようはプロデューサーです。
監督はロバート・ゼメキスという「フォレスト・ガンプ」の人。この組み合わせが最強タッグであることは、追々映画を観ていけば身に染みてくると思うので、ぜひとも抑えておきましょう。




4.スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

こちらも映画好きとしても抑えておくべき人気シリーズであり、おじさん世代(40代以上くらい)と話を合わせることもできる(?)一作。

ただ、このスター・ウォーズは他のシリーズものと違い、数字順に見てはいけないという注意点があります。
時々、数字順でもいいという人がいるけど、個人的には推奨できない。
なぜこんな複雑なことになっているかというと、この数字は作品内の時系列順であって、現実での公開順ではありません
4・5・6は1・2・3が公開される決まってから後付けされたものなので、公開順としては「4→5→6→1→2→3」が正しく、観る順番もこの方が絶対いい。

というのも、1から見ると「フォース」や「ジェダイ」といった用語の説明がほぼ無いため、なにが何だか分からなくなる可能性があるんですね。
実際「アメトーーク!」でスターウォーズ芸人があった際、一度もシリーズを観たことがなかった狩野英孝さんが「1」から観たところ、そのような事態に陥ってしまい、チンプンカンプンのまま観進めることになりました(結果面白かったようですが)。

なので絶対に「4→5→6→1→2→3」の方がいい
これも「タイタニック」同様、映画というジャンルの代表格的作品のひとつなので、映画好きが会話で使う比喩表現にも頻繁に登場するため、全シリーズまでとは言わないけど、4だけでも観ておくといいことがあるかもしれません。




5.アイアンマン(アベンジャーズ)

続いては「アベンジャーズ」としてもお馴染みで、現在も続く「マーベル・シネマティック・ユニバース」(略称はMCU)の第1作目である「アイアンマン」

いまとなっては凄く長いシリーズになってしまっているけど、このMCUから観始めるというのもアリかもしれないですね。
製作のディズニーも力を入れているシリーズなので、今後も様々な展開がされるだろうし、ファンはものすごく多いので抑えておくのがオススメ。

そのためには、全ての始まりである「アイアンマン」は外せない。
いきなり「アベンジャーズ」から観ても、観れるとは思うけど、途中で「?」と思う点が結構出てくると思うんです。
なのでアベンジャーズの中心メンバーである「アイアンマン」の始まりの物語は絶対に抑えておきましょう。
そこからフェーズ1と呼ばれる、他のアベンジャーズメンバーの単体作品があるので、それらを見てフェーズ1の最終作「アベンジャーズ」に挑んでみましょう。
そして、そこまでハマったらフェーズ2、フェーズ3と進めていくことをオススメします。
おそらくMCUは、他のどんなシリーズよりも、1作でも欠かさない方がいいと思います。

ちなみに配信で観る場合、このMCUはディズニープラスでしか観れないのだけど、大人の事情(話すと長い)でこの「アイアンマン」だけはディズニープラスでは配信が無く、Netflixなど他の配信サービスで観る必要があるので要注意。




6.グレイテスト・ショーマン

続いては大ヒットを記録したミュージカル映画。
ミュージカル映画は好き嫌いが分かれるそうだけど、とりあえずこの1作でミュージカルが自分に合うか合わないか判断してもいいかもしれません。

お話は非常に王道の展開の連続なんだけど、それ故に見やすく、そして本作は音楽が化け物級に良いのです。
「This is Me」を始めとするミュージカルナンバーが圧倒的迫力で流れ、王道な展開をさらに盛り上げ、エンターテインメントとして極上なものに仕上げてくれています。
ストーリーよりも、この音楽がどこでどのように流れるか、という点を注目して観るのも面白いかも。

さらに時間も、約1時間40分と比較的短い作品なので、そういう面でもとっつきやすさがあるかもしれません。




7.プラダを着た悪魔

すべての働く女性に贈りたい作品の中ではトップクラス(働いていない女性でももちろんOK)の作品。

簡単に言えば、主演のアン・ハサウェイが、メリル・ストリープ演じる鬼上司からなんやかんや言われ、仕事に追われていき、プライベートの恋にも影響が……というお話。
舞台は超一流のファッション雑誌の編集部。その編集長をメリル・ストリープが演じ、アン・ハサウェイが演じる主人公はそのアシスタントになる。
ファッション雑誌の編集部が舞台ということもあり、いろんな服や着こなし方が盛りだくさん。
特に、最初はセンスが無かった主人公が、どんどんオシャレになっていく様は観ていてとても痛快。
そしてアン・ハサウェイがめちゃくちゃ美人なので、その姿にもきっと見惚れます。

働く女性が観て元気を貰える作品は他にもたくさんあるけど、男が観ても非常に面白く感じ、展開やキャラクターや役者の美しさなど、いろんな面で観やすい作品なので、入口としてピッタリかもしれません。




8.レオン

続いては、おそらく日本一有名なフランス映画(舞台はアメリカだけど)。

いまでは数々の作品に出演するナタリー・ポートマンが子役だったころの作品で、ジャン・レノ演じる殺し屋との交流を描いた作品。
個人的な感覚だと、殺し屋のレオンと少女・マチルダの関係性と、映画全体の雰囲気などから、Instagramの空気感が好きな人はハマっているイメージが強い作品。
そしてコレを観ておけば、自分もオシャレになった気分になって、ちょっとした映画通を気取れる気がします(たぶん)。

ただ、レオンはもはや有名で、たくさんの人が観ている作品なので、案外そうでもないことは覚えておきましょう。




9.ショーシャンクの空に

続いては王道の感動作。
スティーヴン・キングという、今後映画を観ていけば何回も名前を見ることになるであろう小説家の作品が原作の映画。

感動する映画といえば?と聞かれて、これを答える人も多いかもしれません。
DVDのジャケットにもなっている雨のシーンは特にそれで、感動と共に、観ている側も爽快感というか達成感を覚えます。
本作には名優モーガン・フリーマンが出ているところも太鼓判を押せるポイントの一つ。超個人的な意見だと、モーガン・フリーマンが出ているヒューマンドラマの映画はハズレが極めて少なく、本作もその理論を立ち上げる要因になった良作の一つなのです。

また、このショーシャンクも、レオンと同様にもはや有名なんだけど、初心者ながら映画通っぽさを出せる作品のような気がしています。
まあショーシャンクも有名なので、それで調子に乗ってしまうと大変だけど、とりあえず映画好きの仲間入りした感じは味わえるかもしれません(観てなくてもいいんだけど)。





10.パルプ・フィクション

最後はちょっとクセのある映画を紹介。

いままで紹介してきた映画は、超王道なので脚本の構成も一般的な作りな訳です。
ところが、このクエンティン・タランティーノによる「パルプ・フィクション」は、他の作品とは一味違う構成になっているんです。
というのも、作品内の時系列がバラバラ。
最初は混乱するかもしれないけど、進むに連れてどんどん繋がっていきます。
少々暴力的なシーンや言葉が飛び交うんですが、雰囲気がめちゃくちゃカッコいいため、特に男なら好きなタイプの作品になるでしょう。

そして見どころは構成もあるけど、音楽にもぜひ注目を。
おそらく、聞いたことがある曲が流れて、観終わった頃にはその曲のカッコよさにハマっていると思います。
なので、あえて本作は予告を紹介しないでおきます(曲が流れちゃうので)。

すこし複雑なお話だけど非常に有名で、男性ファンが特に多いので、男性は特に観ておくことをオススメしたい作品です。




ということで、今回は何から観るか迷っている映画初心者に捧げる10本を紹介してみました。
あまりにも有名すぎて、さすがに観ている人が多そうな気はしますが、それでも観ていない場合、これらの映画を観れば、きっと映画をもっと好きになっていくと思います。

ただもちろん個人差はあって、好きな人が多いこれらの作品もハマらなかった、ということもあると思います。
それはもう個人差なので気にしなくていいし、逆に他に好きなものが見つかればそれでいいのです。

当たりはずれはあるかもしれないけど、今回紹介した10作は有名なので、映画が凄く好きな人とも、ちょっと好きな人とも話ができるようになると思います。

ぜひ、これからいろんな映画を観ていってください。

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