詩

本

Written by Xiao Hui

一人には耐性が強くて

割と一人でどこへでも行ってしまう

けれど独りは嫌で。

冷静だけれど情熱を併せ持った

その矛盾の先に

答えなんかなくたっていい。

心の奥は

あなただけが知ってくれていたらいい。

五感の中で1番記憶に残るもの。
それは匂い・・・

オープンテラスから流れてくる
懐かしい煙草の匂い。

それは自分だったり遠い記憶の彼方の誰かだったり。

今と

今の先の間に

青い靄がかっているような

過去と未来の狭間に

何があるんだろう

それはきっと

希望と期待と、ほんの少しの躊躇いと

視線の先に

それはあるんだ

この空の

この瞬間だけ

想いを彼方に預けて

頬に触れる風に

ふと立ち止まった

秋の匂いがした

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