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なぜ中国の大学に進学したのか

你好我好大家好(ニーハオオーハオダアジャアハオ)どうもMuneです。9月になり中国の大学の授業もまた始まりました。しかしビザも航空券もコロナで手続き出来なかったりして、そうこうするうちに結局オンラインで授業を受けて、無事(?)に三回生に進級しました。三回生ともなると授業内外やる事が多くてなかなか大変で、学園が恋しい毎日です。

そんな恋しい私の在学している大学は中国にあるのですが、今回はよく聞かれる中国の大学に進学したわけを色々話して見たいと思います。(恋しい学園の画像を添えて)

なぜ海外の大学に進学したのか

日本国内の大学ではなく、海外にでようと思ったきっかけは両親と私の姉の影響が大きいと思います。

私は所謂混血児で、母が中国出身、そして日本人の父は仕事の関係で世界のあちこちに行った事があったそうです。なので幼い頃から中国や他の国の話を聞かされており、私自身もそれらに興味関心を示していました。

そして、年が離れている私の姉は高校の時に交換留学でアメリカへ行き、大学は中国に進学し、その経験をよく話してくれました。昔の私は姉をライバル視していたこともあってか、私はかねてから海外にでて勉強したいという願望がありました。

進学校とうたう高校に入学してから大学の事を考え初め、国公立大学に進学するルートの勉強をする傍ら、どうしたら海外に行けるかを考えていました。成績もわりと良い方だったので、中国の大学への受験勉強に本腰をいれる前は全然国公立大学への進学もあり得ました。

なぜ中国なのか

グローバル化が進む現代では海外留学は当たり前のような事になりつつあり、猫も杓子も留学経験者という事が多いです。その経験者のほとんどがアメリカやヨーロッパ諸国を目指していた中、最終的に私はみんなが敬遠しがちな中国への進学を決めていました。

高校で「大学どうするの?」と聞かれ「留学するんだ」という答えに対して「えー!すごい!どこ行くの?」という問いに「中国」と答えて「え。。すごいね。。」という反応までは定型文(テンプレ)でした。

はて、なぜ中国を進学先に選んだのでしょう。要因は主に2つあったと思います。1つは言語の壁2つは過去の経験です。順を追って話します。

1つ目については、先ほど話した通り、私には中国出身の母がいます。なので幼い頃から言葉を学ぶ環境はありました。英語の勉強も私なりに頑張ってはいましたが、母が読書家なのもあいまって中国語をより上手に学ぶ事が出来ました。無論それでも日本にずっと居たために伸び悩みはありました。

小学生低学年から母と一緒に学んだ中国語は高校になる頃には英語よりも圧倒的に語学レベルは高くなっていました。日本の英語教育が微妙なのもあるかもしれないですね。なので、私にとって海外に行くという事において、中国に行くという選択肢は他国に行くよりも言語の壁は乗り越えやすいものになっていました。

そして2つ目ですが、どちらかと言うとこちらの理由が決定打でした。日本にずっと居たために中国語が伸び悩んでいた事は先ほど話しましたが、その成長飽和を乗り越えるために、中学3年生の頃一世一代のチャレンジをしました。自分の興味関心と言葉の学習を満足させるために北京に一年間の留学をしました。(家庭環境もあり、家族が共に前向きに考えてくれたのは大きいです。)

北京に留学したとはいいますが、所謂外国人向けの語学学校には出費や渡航時期の都合上通う事は叶いませんでした。なので私は当時普通の中国人が通うごく一般的な中学に編入する事になりました。(中国は9月に学期が始まるので日本の中学3年夏休みに渡航)

当時日常会話レベルより幾らかマシな付け焼き刃のようなの私の語学レベルで、中国の受験期の中学3年のクラスでやって行くのはなかなかに酷でした。また、留学時(2012年)は日中関係が多感な時期なのもあって、日本育ちと言う事はずっと伏せて、それなりに無口かつ嘘つきな生活になったのも泣き面に蜂でした。(この経験の詳細はまた別のときに書こうと思います)

それでもなお、あの環境が私に与えた影響は大きかったです。初めて厳しい受験勉強に向き合う中国人学生の姿勢を目の当たりにして、日本で緩い教育のもと育った私は唖然としました。そして言うまでもなく校内での席次がビリからスタートした私は、クラスメイトの上に上にと言うパワーの中で揉まれ、日本にかえる頃には校内で半分くらいまでのぼるほどがんばれました。それくらい学生の熱量は前向きで素晴らしいものでした。

また、今でこそ中国は全面的にキャッシュレス社会ですが、当時私が見たのはこれから進化をしようとうごめく社会でした。アリババのタオバオもあの時薄ら耳に聞こえていて、社会全体がドシドシ前に進もうとするのを肌身で感じました。十分に発展した日本では到底感じ得ない感覚でした。

その心身共に揉まれ続けた一年を終えて日本に帰還した私は、中国という国に対しての興味関心がとても強くなっていました。そして中国語のレベルも十二分に成長していて、これが高校になる頃には英語よりも圧倒的に語学レベルが高くなっていた理由ですね。

比べると緩い日本の教育下に戻り、高校に進学したあとは「かねてから考えていた海外留学は中国にしよう、もっとあの社会がどうなるかが知りたい、あのパワーをまた感じてみたい」という思いが時が経つにつれて強くなっていました。

そして高校2年の夏から本格的に北京に来て実際に中国の大学を調べ、オープンキャンパスに行ったりして、中国の大学の受験勉強に本腰をいれる事になりました。

もし留学先を選び直すなら

ここから少し余談になりますが、もし私が今の大学がある北京を進学先に選んでいなかったとしたらどこに行きたいかという質問もされた事があるので、考えて見ます。

もともと海外に行って見たい&自称進学校で勉強も頑張っていたので、わりと国公立大学に進学をして大学の交換留学権を獲得してイギリスに行ってみたかったです。(今も大学院はイギリスに行ってみたいとか脳内に漠然とした願望があったりなかったり)

理由は家族から聞いた話や自分で調べた知識から一番歴史と社会の方向性に興味を持ったからです。歴史上では世界を牽引して、近年のヨーロッパの情勢から社会の変わり方も気になるところです。それにブリティッシュな英語も憧れなんですよね。

また、北京以外となると、実は中国の大学を選ぶ際、上海の大学はとても興味がありました。ただ当時の受験日の都合上どちらかを切り捨てる事になりました。結果的に姉が進学した北京を選択しましたが、発展や文化的に上海もものすごく魅力的な場所です。

まとめ

ここまで色々話しましたが、中国とかいう大衆が興味を示さなったところに進学しようと思ったのは上で話した事が大きなきっかけだったと思います。

長々話したのですが、私の好きなYoutuberさんが「人生は知的探究心や」って言っていたのがとても好きなんですよね。本当に私も知的探究心というものを先行させて自分の方向を決めたと思います。

中国に本科生として進学した日本人は私以外にもたくさんおります。それぞれが個人なりの考えを持って来たと思います。ここで今回話した私の境遇と考えが何かしら読んでくれた方の役に立てればと思っております。

海外にでる理由は十人十色ですが、理由はどうあれ、何か新たに得る物が各々あるので、ぜひ留学はした方がいいと思っています。長期にしろ短期にしろ体験してほしいです。聞くよりも見てほしいです。

さて、今回の記事を読んでくださりありがとうございました。いかがでしたか、もしよろしければ、いいねフォローをしてくださったらとても嬉しいです。これからも私の中国での留学や生活に関する内容を主に色々と書いていこうと思います。

これからもよろしくお願いします(^v^)v


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