体脂肪を知る(その3)


体脂肪がつく原因は炭水化物?脂質?

体脂肪が増える原因について考える時、多くの人が疑問に思うのは、「炭水化物と脂質、どちらがより太りやすいのか」ということです。この記事では、炭水化物と脂質が体内でどのように処理され、どのように体脂肪に変わるのかを簡単に説明し、食事全体のバランスの重要性に焦点を当てます。

炭水化物と脂質の体内での流れ

炭水化物の流れ

炭水化物は、主にパン、米、麺類などに含まれています。体内に取り込まれると、これらはブドウ糖として分解されます。ブドウ糖は私たちの主要なエネルギー源であり、活動に必要なエネルギーとして使われます。しかし、使われなかったブドウ糖は、中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。

脂質の流れ

一方、脂質は、肉、魚、ナッツ、オイルなどに多く含まれています。脂質は脂肪酸とグリセロールに分解され、これもまたエネルギー源として利用されます。しかし、こちらも使われなかったエネルギーは、やはり中性脂肪となって体内に蓄えられます。

炭水化物も脂質も、最終的には中性脂肪に変わるという点では同じです。問題は、これらをどれだけ摂取するか、つまり「取り過ぎ」にあるのです。

食べる総量が重要

炭水化物や脂質のどちらかを極端に制限する方法もありますが、重要なのは「食べる総量」です。炭水化物を過度に制限すると、体はエネルギー不足と感じて省エネモードになり、体脂肪がつきやすくなることがあります。同様に、脂質の摂取を過度に増やすと、それもまた体脂肪の増加につながります。

総量コントロールのポイント

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