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自閉症(ASD)との付き合い方:あるいは当事者の悪あがき

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自閉症当事者としての体験を主に書き綴った記事です。
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発達障害の生き方(ASDの一当事者の体験から)

私は自閉症スペクトラム(ASD)の当事者です。21世紀になってから就労を始め、途中で無職の時期…

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ふかくさ
1年前
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ADHD黒い先生と会話しました the VTuber with ADHD

昨晩(16日)、旧Twitterをみていたら、見慣れないXスペースが立っていた。ホストは大人気有名発…

ふかくさ
3週間前
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生真面目な人とふざけてばかりの人

昨日は「十二人の怒れる男」という昔の映画をみた。今日(13日)は「カッコーの巣の上で」という…

ふかくさ
2か月前
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情緒と分析の伴走 running with both emotions & analysis

上記の記事では、自分は自分自身の情緒が自覚しにくいため、外面的な振る舞いから逆推(ぎゃく…

ふかくさ
3か月前
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発達障害あの手この手 Lifehacks & QoL-improvements for Neurodevelopmental disorde…

発達障害(自閉症スペクトラム)の一当事者として体調不良や気分の落ち込みに悩まされてきた私…

ふかくさ
4か月前
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無知な健常者 able-bodied but ignorant people

成人してから診断を受け、障害者としての認定をもらった。具体的にはASDの診断と共に、障害者…

ふかくさ
4か月前
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イヤな親の思い出 the memory of my parent

うちの親はネイチャーが好きである。一方、私は野外活動が嫌いな子供だった。テレビゲームや読書の方が楽しめた。しかし、日曜日になると、私の親は泣きじゃくる私を強制的にバンに載せ、あの山脈地帯へと連れて行くのである。お出かけが好きな子供にとってはうれしいことなのかもしれないが、私には苦痛でしかない。学校も苦痛、親も苦痛だ。 山脈の風景は退屈だ。植林され枝打ちされたスギがイヤというほど斜面に並んでいる。あとは遠くの緑と田んぼとアスファルトと白いガードレールだけだ。山奥の自然博物館や

情緒の自覚 realizing the emotion of yourself

失感情症(アレキシサイミア)という病気?がある。感情 passion を喪失しているという字面か…

ふかくさ
4か月前
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ASD向け労働ロボットの成り方。あるいは職場において「歯車」として振る舞うためのヒ…

私はASD(自閉症スペクトラム)の当事者です。現在は東京都内で事務の仕事をこなしています。過…

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ふかくさ
1年前
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無職が社会支援を受けるときの気持ち Feeling of jobless person when he takes socia…

若い頃、正社員で入った技術系の会社を逃げ出して辞めて、それから2年ばかりすっかり何もする…

ふかくさ
7か月前
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アスペルガー症候群の所見

※診断前の所感は以下の記事にあります。 ※以下は診断後の2010年当時での見解です。 先日の…

ふかくさ
6か月前
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アスペルガー症候群かも、とか

※当記事は2010年07月20日、診断前に書いた日記です。 書店で大人のアスペルガー症候群(AS…

ふかくさ
6か月前
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精神科に行った:あるいは生育歴

※2010年7月22日に書いた精神科に関する日記です。 会社を退職してからもう一年が経過しよう…

111〜
割引あり
ふかくさ
6か月前
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教わり方を教われなかった

子供の頃から、人に何かを教わるのがヘタだった。具体的に言えば、テストの紙に決まった答えを書き込むのはなんとかできたが、実技の試験で練習通りにカラダを動かすなんて類のことはワケモワカラズやっていた。 「わからないことを質問する」というのも、なんだかよほどわかったことでないと質問する気になれなかった。ああいうのも、ワカラヌ!と思った瞬間に条件反射的に質問できたほうが、教師とのコミュニケーションもはかどるし、それで自学自習するやる気も出たことだろう。だが、私にはそういう〝筋肉〟の