方舟を燃やす_20240531
新聞の書評欄で興味を持った角田光代氏の長編小説を読了しました。
著者へのインタビューによると、この長編小説のテーマは「デマ」から始まったようで、登場人物2名がそれぞれ生きる時代にも「ノストラダムスの大予言」や「コックリさん」などの典型的な都市伝説が登場したり、「オウム真理教(地下鉄サリン事件)」や「マクロビオティック」のような偏った信仰が絡んだり、さらにはコロナ禍のワクチン騒動に絡む陰謀論やそれよりずっと前にあった子どもへのワクチン接種への抵抗感なども物語の根幹を形作る要素