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学校に染まるな!バカとルールの無限増殖_20240427

新聞の書評欄で見かけて、図書館に希望したらさっそく収録してもらったので読了。

著者の教育ジャーナリストのおおたよしまさ氏は、よく車中のラジオ番組でコメンテーターとして出てきて馴染みがあったのですが、著者を読むのは初めてでした。

率直にいって痛快な内容でした。
これから受験を迎える小中高校生にむけて平易に書かれていますが、どちらかというと旧石器時代の脳みそである教師の方や親が読むとアタマぶん殴られる感じで良いかと思います。

書中で印象に残ったのは、「教科書はフリーズドライ、先生はお湯(をかける人)」という例え。
各分野の叡智が凝縮されている(はず)の教科書をそのまま食べさせる(単にそのまま読ませる)のではなく、おいしく食べられるようにアレンジを加えて生徒に提供するのが教師の役割という意味ですが、なるほどと思いました。
そのお湯のかけ方やかける量、さらにはどんなトッピングを追加で加えるのかによって、生徒たちに興味を持たせ、彼らの教養の土台となるように導いていくのが教師のスキルということですね。

知識をインストールするだけならフリーズドライのまま食うのが早いですが、それはとてつもなくマズく、結局嫌いになってインストールすらされない結末を招くというのは学校あるあるですね。

そういうや、高校の時の古文の先生はまったく授業やらずに、靖國神社行ってみたりしてたけど古文嫌いにならない工夫だったんだろうか…いや、違うなぁアレは。

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