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科学がつきとめた疑似科学_20240614

図書館でタイトルに惹かれて手に取った本を読了。

世の中にあふれる様々な有効成分(EPAとかコラーゲンとかグルコサミンなど)や治療方法(ホメオパシーとかラジウム温泉など)を取り上げて、科学的であるかどうかの線引きをどうつけるのか、巧妙かつもっともらしい権威付けやデータに安易に惑わされずに「科学リテラシー」を持つことの大事さをイラストを多用しながら一生懸命伝えようとしていることは伝わります。

最近の小〇製薬の事件などで話題になってる「機能性表示食品」の話なんかも載っているので、興味を持って手に取る人は多いのかもしれません。

一方で、科学的裏付けとはどこまでを指すのか、データの集め方や分析の仕方次第で結果の導き方も変わってくるし、そのデータ分析すらも日々改良が進められていくような日進月歩の世の中で、「これが正しい!」と胸を張って言い続けられるものってそんなにないんじゃないかなぁと思った次第です。

さらには、科学的に分析不可能な領域もまだまだあるわけですが、本書全体ではそういった「科学がまだ踏み込めていない領域」も含めて怪しい・・・的な書き方をしているのが気になりました。

また、イラストを多用しすぎたり、文章配置が散逸してたり、文字のフォントが小さすぎる上にオレンジ色だったりして、超絶読みづらかった・・・

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