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文章で書き手の個性を表現して人を惹きつける方法

これからは従来のコピーライティングやセールスライティングだけでは通用しない

あなたがブログやSNSで情報発信していたり、これから情報発信しようと思っているのなら、今までのコピーライティングやセールスライティングを勉強しただけでは不十分です。

なぜなら、以前に比べてネット広告を見る人が少なくなってきているからです。

従来のコピーライティングやセールスライティングは基本的に広告で使われる文章の書き方です。ネット上で言えば、LP(ランディングページ)で書かれている文章の書き方を勉強するわけです。

しかし、ネット広告を見慣れてきた人が多くなった結果、ほとんどのネット広告はスルーされてしまうため、サイト上にあるバナー広告はクリックしてもらえませんし、メール広告は開封すらしてもらえません。

Youtubeなどの動画広告も、スキップされることがほとんどなので、その広告の先にあるLPは、見られる機会が極端に少なくなっているのです。

要するに、どれだけ効果のあるLPを作ってもLPを見る人が少ないため、コピーライティングやセールスライティングを一生懸命に学んだところで、宝の持ち腐れになってしまうのです。

では、このような状況を、どのように打開すれば良いのでしょうか?


「個性」を表現することで、他者と差別化する

その答えのひとつとして、「『個性』を文章で表現することで、他者と差別化する」ことがあげられます。

従来のコピーライティングやセールスライティングは、売りたい商品やサービスのユニークな特徴を、見込み客にアピールすることで売上をあげようとしてきました。

マーケティング用語で言えば、USP(Unique Selling Proposition)と言われるものです。

しかし、商品やサービスに関して言えば、資本力のある大企業が、より良い商品やサービスを開発し低価格で提供するため、USPではすぐに売上を上げることが難しくなってしまうのです。

また、情報に関して言えば、インターネットの発達と普及によって、あらゆる情報がネット上にありGoole先生に聞けば、どのような分野の情報でも無料で調べられるようになりました。

特にスマホとSNSが世界中に普及してからは、今までは新聞やテレビなどのメディアが報じるまで、知ることのなかった世界の出来事も、現地の人がSNSで発信し、AIが言語を日本語に翻訳してくれるので、誰でもタイムリーかつ無料で知ることができるようになったのです。

さらには、作ってみたい料理をYoutubeで検索すれば、プロの料理人がレシピやその料理のコツなどを動画で実際に作りながらレクチャーしてくれますし、

DIYに関しても、気になる工具を検索すれば、その工具の使い心地や良いところだけでなく、ダメなところも、DIYを趣味にしている人が消費者目線で丁寧に説明してくれています。

このように、今や情報は簡単に無料で手に入れることができるので、情報自体に価値は無くなってきていると言っても過言ではありません。

商品・サービスは良いものが低価格で手に入り、情報は無料で手に入る現代だからこそ、

商品・サービスを提供している企業や、ブログやYoutubeで情報発信している人の「個性」や「人となり」や「自分らしさ」を表現することで差別化するのです。


「個性」を表現し他者と差別化すると何が起こるのか?

「個性」を表現し他者と差別化するというのは言い換えれば、

「情報発信している人の魅力で他人を惹きつけ、他人から一目置かれる存在になる」

ということです。

例えば、

知らない人に道で声をかけられた時、あなたはスルーしたり、少なくとも警戒しますよね?

逆に、あなたが心を許す親友から声をかけられれば、親友の話を聞こうとしませんか?

これと同じことがネット上でも起こるのです。

つまり、「LPを作り広告を打つ」という今までの広告戦略は、いわば道端で知らない人に声をかけ、商品やサービスについて必死に説明するようなものです。

そのため、商品やサービスに興味のない人は警戒しますし、そもそも広告がスルーされます。

スルーされるので、あの手この手を使ってどうにか見込み客の気を惹こうとするのですが、その結果、余計に胡散臭くなっていたりするのです。

一方、

あなたが一目置かれる存在になっていれば、人的魅力で惹きつけられた人達は、あなたの話に耳を傾けてくれますし、既に心を開いているので話の内容を信じてくれます。

そして、あなたがオススメする商品があれば、それを「欲しい!」とさえ思ってくれるので、商品が売れたりするのです。

このように、自分の魅力を適切に伝えることで、他人から一目置かれる存在になれば、売り込まなくても商品やサービスを購入してもらえますし、何よりもまず好意的に話を聞いてくれるようになるのです。


「個性」で人を惹きつけることに成功した例

今までの話で何となくイメージできる人もいるかと思いますが、よりイメージしやすいように「個性」で人を惹きつけることで、うまくいっている成功例をご紹介したいと思います。

企業では、iPhoneやMacでお馴染みのアップル社がわかりやすいと思います。

アップル社の製品が好きな人は「アップル信者」と揶揄されるほど、アップル社には熱狂的なファンがいることで有名です。

この間も新型iPhoneが発売になりましたが、

アップルが好きな人は何時間も行列に並んででも新型iPhoneを購入する人が多くいるほど熱狂的です。以前は、前日の夜中から徹夜で並んで新型iPhoneを購入する姿がニュースになっていましたね。

しかも、iPhoneやMacがAndroidやWindows PCと比べて圧倒的に性能が良いというわけでもないですし、価格においては他者製品と比べると、アップル製品は高いぐらいです。

しかし、アップル信者と呼ばれる人達は、アップル社の他社にはない「個性」に魅了されているので、他社製品に浮気することなくアップル製品を買い続けるのです。

その他にもSONYや、シャネルや、資生堂などの各種のブランドは、そのブランドが持つ「個性」で人を惹きつけており、そのブランド力で商品を売り続けているのです。

次に個人の例を見てみましょう。

一昔前のYoutuberはこぞって、メントスコーラを動画の企画としてやっていましたが、その動画がバズるYoutuberもいれば、全く再生回数の伸びないYoutuberもいました。

このことから、視聴者が動画を視聴する・しないの判断材料には、動画の企画(この場合メントスコーラ)は関係ないということがわかります。

すなわち、メントスコーラがバズるYoutuberは、そのYoutuber自身の「個性」によって、視聴者がそのYoutuberの動画を見たいと思うようになるのです。

そして、いわゆる有名Youtuberと言われる人達は、その「個性」によってガッチリと人を惹きつけることで多くのファンを獲得しており、

多くのファンがいるからこそ、動画の再生回数は高いレベルで安定してますし、グッズを販売すれば商品自体はマグカップやTシャツなど、特に目新しい物ではないのですが、飛ぶように売れるのです。

このように、

企業であれ、個人であれ、今は「個性」をしっかりと表現することで、人を惹きつけ、他人から信頼されたり、尊敬されたり、一目置かれたりしなければなりません。

そうでなければ、商品やサービスを売るどころか、話すら聞いてもらえないのです。

これは、ライターやブロガーなど文章を書く私達も例外ではなく、書かれた文章から「個性」が読者に伝わっていなければ、ただの雑多な情報の一つとしてしか認識されないのです。

しかしながら、文章で「個性」を表現しろと言われても、何を書けばよいかピンッとこないのではないでしょうか?

というのも、私も最初はピンッと来なかったからです。

なので、この記事では、文章で個性を表現する方法についてご紹介しようと思います。

この記事を読めば、文章で表現すべき個性がわかるだけでなく、個性の表現方法が具体的に理解することができるでしょう。

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