見出し画像

“選ばれない”恋愛で傷ついてきたすべてのあなたへ


知らない人と出会うのが大好きだ。

これは私の特技であり、趣味であり、性癖であり、仕事でもある。

私にとっては、夜の仕事も昼の仕事も副業も息抜きも、端的にいえば「知らない人と出会う」行為だった。

だから出会いの数の多さに関しては、ちょっと自信があるし、
新たな出会いに対する心構えやメンタル強度にも、ちょっと自信がある。

***

初めての人と対峙するときというのは、とても面白い。
「そんなの、一度会ったくらいじゃわかんないよ」と言う人もいるが、ファーストインプレッションから得られる相手の情報って実はすごく多い。

相手への"感知"は対峙した瞬間からはじまっている。姿勢、立ち方、服装、色の選び方、物の扱い方、身振り手振り、表情、呼吸や汗、目線の動かし方、指先のコントロール(匂いから遺伝子情報を感知しているなんて研究結果もあった)。私たちは言葉を交わす前から、互いに目に見えない触手を伸ばし合ってノンバーバルなコミュニケーションをとりあっているのである。

会話を交わし出してからも、話題の選び方や応答の仕方、テンションの波、言葉遣い、相槌のうちかた、自分と相手の話のバランス、時間の使い方、気の使い方、店員への言葉遣い、世間話への自己主張の程度、相手の人間性を知る情報はそれこそ無限に溢れ出てくる。

現代の女子は「顔面が可愛いか否か」にかなりの重きを置いているけど、私は上記のように、初対面の人間の男女ってもっと途方もない量の情報を交換していると思う。「フィーリング」とでもいうべきものだろうか。私たちは直感とかフィーリングの名の下に、相手と様々な情報を交換しあい、判断を行なっているわけである。

こういうのって、容姿がものすごく優れているとか、頭がすごくいいとか、話が面白いとかっていう表面的かつ普遍的な価値基準とは少し違うように思う。

それこそ、遺伝子レベルの"相性"みたいなものがあるように思うのだ。

ちょっと前置きが長くなったが、私が長いこと「人と出会う」という行為を繰り返してきて思うのが、
「人ってほんと、相性だよなあ」ということ。
「タイミング」も大いにあるが。

それは夜の世界でも、婚活でも、仕事でもそうだ。
それを理解していないと、不必要に傷ついたり凹んでしまうことがあると思う。

ここから先は

3,528字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いつもありがとうございます。あなたの貴重な時間やお金を、このような形で私に使ってくれること、すごいご縁だと感謝しています。私の力の源です。