不誠実な上司は不誠実な部下を育ててしまう
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
不誠実な上司は不誠実な部下を育てるなぁ・・・そう思い、少し前に読んだ本のことを思い出しました。
数字はファクトで、数字は嘘をつかない。
ただ、数字を扱う人が不誠実で、嘘の数字を出してしまったら、ファクトとして周囲は捉えるけど、実はファクトじゃないという事態になってしまう。
目的を見失った、良くない状態です。
「この数字を報告しとけばいいんでしょ?」という上司がいたら、そういう部下を育てることになります。
基礎に立ち返るつもりで、こちらの本を読みました。
組織の中に「数字をファクトとして押さえられるようになる」という課題があり、基礎に立ち返ろうと思いました。←「組織としてこの本を読んでみよう」と推奨していただいた背景もあります。
以前に、『短時間で理解できる数値化の鬼ブックガイド』という資料を読んだことがありました。
本をフルバージョンで読んだことはなかったので、丁寧にインプットしようと思い、読み進めました。
複数人で同じインプットをするので、組織としての業務改善に繋げていこうと思いました。
特に大切だと思った文章
今後に向けて・・・アクションへ移す
解決策を策定するには、課題設定が必要。課題を設定するには、理想と現実のギャップ(問題)を明らかにすることが必要。問題を明らかにするには、理想と現実を数字として表すことが必要。→全チームの理想と現実を数値化する。
課題の話をしていたら、「捉えている問題は?」と問う。解決策の話をしていたら、「捉えている課題は?その背景にある問題は?」と問う。2018年まで率いていた採用チームでやっていたことを、再び実践する、うざったいと思われるくらい。
「この%は、何分の何ですか?」というのを口癖にする、チーム全体で。僕はよく、メンバーに聞いてきました。これホントに大事な問いです。
所感
客観的事実である数字。だからこそ、報告・共有する数字を捻じ曲げる事態が起こり得る。客観的事実として共有されるはずの数字が事実でなかった場合、それ以降の議論が無駄になるので、絶対にやってはいけないこと。これを、改めて実感した。
ビジネスの基本には、いくつかの流派があると思います。本を探せばいろんな種類があるし、これまでもいくつかの本を課題本として読んだことがありました。大切なのは、施策を点として完結させることなく、日々の業務に繋げていくこと。プラス、マネージャーやリーダーとプレーヤーが共通認識を持つこと。
例えばこれまでだと、『50の原理原則(仕事で成果を出す思考と行動)』という本を、多くの社員に配布したことがありました。あの本には、今回の『数値化の鬼』に書かれているようなことと同じようなことも含まれていました。どのような組織にしたいか、そこに向かうプロセスとしてどのような仕組みを構築したいか。ここを代表が舵を切り、幹部陣を巻き込みながら構築していく必要があると感じました。組織には、組織の目標を達成させるために役割があります。それぞれがそれぞれの役割を全うすることで、組織の目標が達成できるように、どんなチームにしたいか、そのチームにはどんな基礎が必要なのか、どんな仕組みが必要なのか、などを考えていく必要があると思いました。うちの場合、基本はコアバリューとクレドですが、「うちの会社に入ったらこれが仕事の基礎だ」というものを構築してもいいなと思った。教科書的な本として、『50の原理原則(仕事で成果を出す思考と行動)』も『数値化の鬼』も適しているかなと思ったので、そこは進めていきたい。←実際に今、『50の原理原則(仕事で成果を出す思考と行動)』という本を新卒向け研修プログラムの教科書にしようとしてます。
数字は嘘をつかない。
ただ、数字を扱う人が嘘をついてしまったら、数字が嘘をついているかのようになってしまう。
偽りの数字を伝えておきながら、あたかも数字が嘘をついているかのように報告する。・・・そんなことを上司がしていたら、それを見ている部下は、それが当たり前になりかねない。
「この上司おかしいよね」と思えればいいんですけど、上司を疑ったり、「それっておかしいです」と言える部下ってなかなか少ない。
子育てと同じだと思いました。・・・だから、人を育てる側の責任は重いです。
部下としても、学ばないといけません。
上司の言いなりになる必要なんてない。
立場や役職に拘らずに、ビジネスパーソンとしての自分なりの正義を持てるようになりましょう。←漫画『ONE PIECE』の海軍と同じです、『正義』を海軍として掲げているけど、個人として『◯◯の正義』を掲げているあの感じ。
「この人は素晴らしい、この人についていこう」と思えるような誰か(直属の上司じゃなくてもいいです)を見つけて、その人のようになることを目指すつもりで日々を過ごせば、自分の足りないことに気づき、それを埋めようとして行動するはずなので、自身で成長のレールを敷くことに繋がります。
そういう人の存在は、自身のブレない軸の確立を手助けし、その軸に自分を引き戻す自律も育みます。
自分の中に軸を確立できて、その軸に自分を引き戻せるようになれば(自立力と自律力が高い状態)、誰かに伴走してもらう必要性も薄れていきますから、自分で自分を導いていけばいい。
だから、軸の確立の時についていく人を間違えないでください。
誠実に物事を進めていく人についていけば、誠実なビジネスパーソンになっていくでしょう。
不誠実に物事を進めていく人についていけば、なり、嘘に嘘を重ねていくような不誠実なビジネスパーソンになっていくでしょう。
誠実さは、自分の心をラクにします。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
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