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誠実は人を引き寄せ、不誠実は人を引き離す

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

誠実とは?

真面目で嘘がなく信頼することができる

裏を返せば、「不誠実」とは?

真面目じゃなくて嘘があって信頼できない

「誠実な人と働き、不誠実な人は躊躇なく排除する」

生きる上で、僕が大切にしていることです。

僕が実務者として採用をやっていた頃の出来事を紹介します。

当時は新卒採用でも中途採用でも、エージェント(人材紹介会社)にはお世話になっていました。

自分が担当だった頃から意識していたのは、「このエージェントは求職者と誠実に向き合っているのか?」ということです。

エージェントは企業と人を繋ぐ仕事ですから、双方とへの誠実さが求められます。

いずれも心を持つ「人」なので、担当者の誠実さが顕著に出るのがエージェントという仕事だと思っています。←僕も約1年、エージェントとして人材紹介に携わっていた時期があったので、そこはこだわってやってました。

この時、エージェントから不誠実な態度を取れて、心苦しい想いをしたのはうちの会社ではなく、うちの選考を受けていた候補者の方でした。

他社から内定をもらって、うちの選考を辞退しようとするその候補者を引き止めるために、僕らがこれっぽっちも言っていないことをでっち上げられたんです。

そして、辞退しようとする候補者様に対して「もういいよ」という態度を取ったとのこと。

このことに関して、エージェントから僕らへの連絡は一切なく、「辞退する」とエージェントに話して素っ気無い態度を取られたこの候補者本人が、気を遣ってくれて僕らに連絡をくれました。

「こんな経緯があったので、お話は伝わっているかなと心配になって・・・」と。

この方にとっては、気が休まらない苦しい期間だったんだろうなと思います。

この流れを把握した瞬間、「このエージェントとは付き合うべきではない」と判断し、躊躇なく今後のやり取りを停止すること決めて、エージェントに伝えました。

「数字だけ追っていればそれでいい」というスタンスで仕事をやってるわけではないので、今回のような出来事は一発レッドカードです。

どんな都合があったにせよ、人のキャリアと向き合って人の人生を背負うエージェントとして、あるべき姿ではありません。

「目の前の人と真摯に向き合うエージェント」が世の中に増えてほしいと、心から思います。

もちろん、エージェントという仕事もボランティアじゃなくて、人を会社に紹介することで収益を得ないといけないんですけど、だからと言って人の人生を邪険に扱うことは許されません。

今回の件の原因を紐解いていくと、こちら側の関わりが薄くて、もっと関係構築にこだわって対話をしていくべきだったという課題はあります。

誠実さと不誠実さについて考えさせられた出来事でもあり、「関わる人たちとどのような関係値を構築していく必要があるのか?」ということも考えさせられた出来事でした。

私生活でできていないことは仕事でもできない、仕事でできないことは私生活でもできない、だから、「仕事ではこの顔を見せてます」なんてことはなくて、その場合でも、私生活のどこかでボロが出る。←僕が思ってることです。

仕事でも、相手と関わる時には、気が抜けた時とか、さりげない無意識レベルの所作とか、細部に目が行きます。

何気なく無意識に軽い感じでさりげなく出てくる言葉に本心が隠れていたりすると思っているので、そういう気が抜けた時にふと出てくる言葉にネガティブなニュアンスや諦めの気持ち、自分を進化させようとする雰囲気がない人とは、主体的に関わらないようにしています。

言葉には魂が宿るし、細部に神は宿るので、後ろ向きな姿勢がある人や今の自分を進化させようという志がない人や批判的に周囲の人や出来事を捉えている人が近くにいたら、少なからず自分も引っ張られてしまう可能性があるからです。

組織においてはこんな人もいるはず・・・周りを気にして取り繕って良いことを言おうとするけど、細かいところで本心が出てしまい、取り繕った部分と整合性が取れず、余計に周りからの信頼を失っていく。

神は細部に宿りますから、いくらその場限りで良いことを言おうとしても、細部でボロが出てしまい、余計に信頼を失う形になってしまう。

それであれば、無理に取り繕うことなく、ありのままの自分を出すことに意識を向けていけば良いですし、『ありのままの自分』をより良くしていくことに意識を向ければ良いだけなんです。

『見せ方』という言葉がありますが、嫌いな使い方があります。

それは、「本当はブラックだけどホワイトに見せる」という意味で使われる使い方です。

この場合、相手に対して不誠実なケースが多い。

そういう見せ方に意識を向けるなら、ありのままを話して、その人が何を感じるかを知り、相互にとってより良い状態を目指すために何が必要なのかを考えていくことに意識を向けたいです。

見せ方に意識を向ける人ほど、ありのままの自分を出すことに恐怖を抱いているし、何かに負い目を感じている可能性があるので、自分自身と向き合って、自分で自分のことを好きになることから始めてみるといいですね。

誠実さは自然と人を引き寄せ、不誠実さは自然と人を引き離します(不誠実な人には打算的で不誠実な人しか寄ってこない)。

協力者になるかどうか、仲間になりたいと思うかどうか、ここは結局「この人に協力したい」と直感的に感じるかどうかだと思うんです。

正直、ここにロジックはありません。

情熱とか覚悟とかを感じ取って心動く瞬間があるから協力したいと思う。

そこに打算が入った瞬間に、心は離れていきます。

単純だけどすごく難しいのは、自分の軸の確立が試されるから。

誠実で一貫性を持った言動というのは、本当に覚悟を持った人間にしかできないことなので、自分と向き合うことはとても大切なんです。

漫画『ONE PIECE』の主人公である『ルフィ』は、仲間探しのプロですね。

ルフィ自身、仲間をつくりたいと思って増やしていってますが、最終的には『自然に仲間(協力者)が増えていく状態』を無意識のうちに構築しています。

それは、裏表がなくて打算差もない、とにかく誠実に前に進んでいるから、そこに勝手に人が寄ってくるんだと思います。

『採用難』の時代と言われ、採用に苦戦する企業が多い世の中になっており、「採用力を上げる」というのは企業においてマストな要素になっています。

いろいろな手法や理論がフォーカスを浴びていますが、本質はどこにあるのでしょうか?

意外とシンプルだと思うんです・・・情熱とか覚悟とかを話していく中で、「この人と一緒にいたらプラスになるな」と思ったら仲間になる。

まさに、ルフィの仲間のつくり方です。
・ブレない自分を持ち、裏表なく相手と関わる。
・自分の想いをウソ偽りなく伝える。
・ただただ一貫している。
・言ったことは確実に実行する。
・ひたすら前向きに話す。
・相手の想いを知る。
・仲間だろうが敵だろうが関わり方を変えない。
・覚悟を持っている。
・忖度なく相手と関わる。 etc...

「採用のためにやっている」じゃなくて、自分が自分の夢を叶えるためにやっていることが、結果的に仲間を引き寄せていくんです。

これが仲間集めにおいて理想の姿だと思います。

誠実さというのは、誰かに対して発揮するだけじゃなく、自分に対しても発揮するものです。

🔶自分が大切にしているものを大切にしてるか?
🔶相手に無理に合わせることをしてないか?

自分に対して誠実になれれば心はラクになりますし、自分に対して不誠実になってしまうと、心も疲弊していきます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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