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『私の履歴書 横川竟』をよんで(すかいらーく創業者のじんせい)

こんにちは、デイリージラフです。

先日ガイアの夜明けで飲食店特集をやっていて、すかいらーく創業者の横川さんが出演されていました。

『私の履歴書 横川竟』を読んでみて、印象に残った言葉を共有させていただきたいと思います。


横川さんの商売の原点

横川さんは、自らのビジネスを立ち上げる前に、築地で仕事をしていた。

そんな4年間の築地生活の中で、彼の商売の原点が確立された。

振り返ると七転び八起きの人生だった。商売の原点は東京の台所、築地だ。報告先の問屋で10代後半から20代初めに商売の基本をたたき込まれた。「商売は嘘をつくな。いいものを売れ、余分にもうけるな」だ。24歳、4人兄弟で小さな食料品店を始めた後、すかいらーくを創業。軌道に乗るまで何度も破綻の危機に追い込まれた。

人は成功者の光をみて、うらやみ嫉妬します。そして、影をみて、人の不幸を喜んだりもします。

横川さんをガイアの夜明けで観たときに、光の面ばかりに焦点が当たっていました。外食レジェンドとして、輝く存在として、語られていたのです。

けれども、だれもに、修行の期間があるように、横川さんにも修行の期間がありました。

それが、築地での4年間だったという。具体的に学んだこととして、横川さんは、以下の点を挙げています。

この4年間はその後の人生に大きな影響を与えた。食事を毎日作ったおかげでメニュー作りに役立った。何より社長から商売の基本をたたき込まれた。物を大切にするため、「くぎは拾って真っすぐにして使え」「輪ゴムは洗って使え」。他にも「余分なことを話すな、早く歩け」「仕事は準備が8割」などなど。

道を誤ったタイミング

大きな成功をおさめ、失敗も重ねたすかいらーく。

自らの外食人生を振り返り、横川さんはこう語る。

僕たちは上場したころから道を誤った。いい店である前に、「優良企業」になってしまった。会社というのは大きくなると壊れる。だからある時点でいったん足を止めないといけない。外食人生約50年。「経営って難しい」というのが率直な感想だ。

以前ガイアの夜明けに出演されていた際に、価値づくりをやめた瞬間に、競合に追い抜かれる、なぜなら価値づくりがないので、お客様にとっての魅力がなくなるからという趣旨の事を話されていたが、この言葉は上記のような外食人生を通じて出てきた、経験に基づく、言葉なのでしょう。

人生いろいろとはよく言ったものですが、横川さんの人生は、生きるという事の難しさ、簡単な事ではないが、チャレンジすることのおもしろさを伝えてくれます。



【参考】横川さんの経歴


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