『僕たちは知恵を身につけるべきだと思う』
読書って
読書って、本当にお得な投資だと思っています。
人が人生を生きて、そこで伝えたいと思ったことが、
1000円や2000円で知ることができるなんて、なんて幸福なことでしょう。
自分で同じことをやって、経験として人に伝えようとしたら、
人生がいくつあっても足りません。
限られた人生の中で、他人の経験から学ぶことができる読書は、
人類が紡いできた宝物なのだと、良書に出会うたびに思います。
『僕たちは知恵を身につけるべきだと思う』もそんな1冊でした。
この本を読んだら、
行動してみよう!という前向きな気持ちとアイデアが
次々に頭の中で溢れてきました。
こんな気持ちになれただけで、この本を買ってよかったと思うのです。
早速ですが、印象的だった文章について、コメントしていきます。
目標を達成するために
がむしゃらに、目標に向かって頑張る姿勢は大切です。
でも、ただがむしゃらに進んでいくのではなくて、どのような方法へ達成に向かって考えていくは、その気持ち以上に大切だったりします。
いくら全力で走っていても、適切な走り方で、正しい方向に向かって走らなければ、いつまでたっても、目的地にはたどり着けないので・・・。
この本の中では、目標の達成方法として、以下のステップが明示されています。
このプロセスの中で、一番に胸にズキっときたのは、
1.目標を明確に立てること
という項目でした。
とてもとても当たり前のことなのですが、
明確に目標を立てずに、
ただ英語ができるようになりたいとか、お金をもっと稼ぎたいとか、
そんな目標では、達成することができません。
そのことは頭ではわかったつもりですが、
一連のステップの最初の項目だと認識すると、
今まで以上に、設定方法にシビアになることができました。
次に重要だと思ったことは、以下の2項目です。
4.間違えたと思ったらすぐに方向修正すること
5.1~4までのプロセスをとにかく早く行うこと
いわゆる、アジャイル開発のアプローチです。
何度失敗してもそこからすぐに分析し、方向修正を行い、
そもそもの目標から再度設定し、達成のプロセスを回していく。
成功するまで続ければ失敗は経験になるといいますが、
この目標達成のプロセスで明確化されているので、腹落ちしました。
※アジャイル開発
システムやソフトウェアの開発手法の1つ。
『計画→設計→実装→テスト』の開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返す
なんでも書き残せばいいというわけじゃない
今は何でも記録ができるからこそ、
頭の中で料理する機会は随分と減ってきているように思います。
この本で書かれているように、あえてメモしないという行為は、
情熱を維持し、動きたくてたまらない感情を持つ手助けとなるでしょう。
このアイデアも早速日々の生活の中で取り入れたいと思っています。
後書き
今は情報が手に入りやすい時代なので、
どうしても安易に他人が決めた目標を設定したり、
自分で考えたアイデアが実はどこかのSNSの真似事だったりする可能性が高かったりします。
そんな中で、目標設定のプロセスを意識し、頭の中でじっくりアイデアを煮込むことができたら、自分なりの何かを作る一歩を踏み出せるのではないか。この本を読んで、そんなことを思ったのです。