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【読書感想】俺か、俺以外か ローランドという生き方

「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か。」

有名ですよね、現代ホスト会の帝王と言われているROLANDさん。先日バンタン専門学校の卒業式でのスピーチをYouTubeで視聴し、「おぉ、ええやん…」と早速影響されて買ってしまいました。以下がそのスピーチです。

本を開いてまずビックリしたのが、ぼくと年齢が一つしか変わらないこと。それもあって余計に刺激を受けました。しかしながら、ぼくのこの感覚はROLANDさんから言わせるとナンセンスなんだと思います。本の中には、

年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?(p.58)

と書かれています。「あぁ〜、歳が若いことをできない言い訳にしちゃダメだよな〜」と思わされるわけです。


本書を一言で表すならば、「圧倒的こだわり、圧倒的努力、圧倒的自己愛」です。

何がすごいって、自分の決めた道の貫き方がハンパじゃない!自分の哲学、こだわりについてはとことん貫く。貫きすぎて、突き抜けている。そんな感じです。

そして常に前向き。サッカー選手になるという夢の挫折と引き換えに得た反骨心で、やると決めたことは100人が不可能と言ってもやり遂げ、100人全員が間違えていたと証明する。

「カッコイイな〜」と素直に思いました。たくさん失敗もしているそうなのですが、それでも反省、行動することをやめないんですね。それが結果的に成功につながっているのです。


今、従来から価値感が変化してきていますよね。「生産性」や「効率」が追い求められてきたこれまでの価値観から、「役に立たなくても、意味がある」ものや「応援したくなるストーリー」を人は求めるようになりました。

ROLANDさんのやっていることも、まさに「ストーリーの提供」だと思うのです。努力、挫折、また努力…そのストーリーにぼくもまた惹きつけられました。

それと同時に、自分の人生を主役として生きる勇気ももらえる一冊でした。


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