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『ワンダリング・ノート』〜トムとレナ(6)
トム:やばっ・・・レナが怒っちゃったよ! タイトルロゴまで吹っ飛ばして・・・。
ルナ:それは何をしている? トム・ホーソーン?
トム:え? あ、いや・・・これはゲームで・・・セーブしておこう。さあ、昨日の続きをお願いしようかな?
ルナ:私もやりたい。
トム:え? これはまだ試作中だから・・・。
ルナ:コマンドは「←溜め→PK同時押し」で超必殺技か?
トム:いや、上上下下左右・・・って、君、なかなか話せるね!
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ルナ:チャーリーと敵対関係にある組織の黒幕「ダン・キューブリック」と対峙した私は、彼からある質問を受けた。私とあなたの関係を問われた。
(A): friend
(B): lover
Tom: "Huh? What's that? ... I know what 'friend' means, but what does 'lover' mean?"
トム:え? 何それ? ・・・友達と・・・ラバーって何だっけ?
ルナ:・・・人。
トム:え?
ルナ:恋人。
トム:あっ、そうなんだ? 恋人・・・変人と字が似てるね? はは・・・。
ルナ:私はただの監視役と言った。それだけ。
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ルナ:ダンの能力「セカンド・ミラー」によって、私の身体は分離された。この鏡は「永霊鏡」のそれに近いパワーだが、これはダンにとっても予想外の出来事を引き起こした。
Tom: "A golden axe... What is this? ... I'm getting a headache."
トム:金の斧・・・これって・・・何だか頭が痛くなってきた。
ルナ:私の身体は──xxxΔΣorxxx──
トム:え? ルナ・・・うわぁっ!?
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トム:レ、レナ!! ルナはどこへ??
レナ・テノール:ざんねんでしたー。彼女は花粉症でどこかへ行っちゃいましたー。
トム:い、いや別にそんなことは?? 選手交代・・・かな? はは・・・。
レナ:このシーン、「本編」では語られてないけど、大丈夫かしら?
Tom: "I don't really remember, can you explain it to me?"
トム:僕はよく覚えていないから、ぜひ教えて欲しいな?
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レナ:この池で私・・・ダンとは昔に会ったことがあって、トムも一緒にそこにいたんだけど。で、ダンはそれを忘れていたのか知らないけど、「金色の斧(ゴールデン・アックス)」のことを思い出した私は、ルナの身体から出ることが出来たの。
Tom: "So, you and Luna are actually the same person, right?"
トム:やっぱり、君とルナは同一人物だったんだね?
レナ:それはどうかな〜? ダンはトムの記憶を奪ったはいいけど、金の斧がどこにあるかわからなくなっちゃって。彼はルナがそれ目当てに、あなたに近づいたと思っていたらしいわ。小説に追いついちゃうから、ここはサクッとね。
トム:小説って?
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レナ:私は一時的に、ダンの力の源である彼の「眼力」を封じ込めたの。そしてルナの精神と協力して、彼を鏡の世界に転移させた。でも逆に、それがダンの能力に加担して「パラレル・ミラー」を発動させてしまった。私とルナはダンの一瞬の隙をついて、あるスペルを唱えて彼を「彼方の世界」へと飛ばすことに成功したわ。
Tom: "That was quite an intense turn of events, wasn't it?!"
トム:何だか壮絶な展開だったんだね!?
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レナ:え〜と、そこへ駆けつけたあなたとチャーリーは、ダンの鏡に残されたある文字を見つけて、その中にルナの姿を確認したんだけど・・・。
トム:そう! 彼女は最後にメッセージを残して、消えてしまったんだ!
──あなたに会えてよかった──
トム:えっ!? 君は・・・レナ? それともルナ?
?: "So, which one am I, darling?"
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