【地元リピ店】南房総のSand Cafe☕️「老人と海」の世界観とスローな千倉時間に癒される優しいカフェ
南房総の大好きなカフェ。
海辺にあって、海を感じさせる外観と店内。
スローな時間が流れて、ゆっくり穏やかに過ごせるところ。
ハンドドリップで淹れる香りのいいコーヒーと、
手づくりのフードとデザートは、おしゃれで温かみがあって、美味しく優しい。
そしてここは、ヘミングウェイの名作「老人と海」の世界観をモチーフにした素敵な空間になっている。
今回は、千葉県南房総市にある、オープンから30年になるサンドカフェを紹介したい。
静かで落ち着いた大人のカフェ
サンドカフェがあるのは、南房総市千倉の海岸通り。JR千倉駅のほど近く、国道410号 房総フラワーラインの道沿いにある。
この日は、開店の10:30過ぎに到着。
お店の前の駐車スペースに車をとめて店内へ。
カウンターとテープルで20席はあるだろうか。
すでに先客が2組。奥のテーブル席へ案内された。
人気店なので、土日の午後はお客でいっぱいになる。10:30〜11:00頃に行くと、たいてい空いていてゆっくりできる。
自然の光が心地よくて、穏やかな曲調のジャズがながれている。ここでは、時がゆっくり刻んでいるように感じる。静かに落ち着いて過ごせる大人のカフェだ。
独身の頃、この雰囲気が好きで、1人で訪れて、
シーフードカレーとブレンドコーヒーをよく注文していた。
しばらく足が遠のいていたけど、お店の雰囲気もメニューも何も変わっていなかった。
すぐに注文をすませると、マスターがお冷やタバスコ、カトラリーを持ってきてくれた。
少し早めのランチに!
お昼には少し早いけど、せっかくなので食事もすることにした。注文したのはこちら。
このピザは本当に具だくさん!!
サラミ、ベーコン、ソーセージに、野菜は、トマト、パプリカ、ピーマン、ズッキーニ、舞茸、コーン、レタス、チコリー、オリーブ……
薄いピザ生地は香ばしくて、それぞれ具材の味がよくわかる。野菜たっぷりで優しい味わいのピザだ。
なんだろう……??
本格イタリアンやピザ専門店のピザよりも、喫茶店のミックスピザの方が美味しく感じるのは……?
ここ千倉はサザエカレーが名物で、サンドカフェでもサザエカレーを食べる人が多い。
でもいつからか、ここにくるとシーフードカレーばかり食べるようになった。
ゆるめのルウは、カレー粉の刺激がガツンときて、その後、ミルクのクリーミーさを感じる。
やっぱり好きなカレーだ。
このミニサラダも具の種類が多い。
カボチャやレンコン、サツマイモなどの根菜や、カリフラワーなどの温野菜が小さく切ってある。
酸味のきいたフレンチドレッシングがいい。
食後のデザートは、クリームあんみつにした。
これもまた、フルーツの種類が多い!
バナナ、オレンジ、イチジク、柿、マスカット、パイン……中からいろいろでてくる。
自家製寒天、モチモチの白玉、赤えんどう、つぶ餡、ミルキーなバニラアイス……どれも美味しい。
今まで食べた あんみつは、黒みつが強くて、かけると他の味がわからなくなるのもあった。ここのは、淡い風味の黒みつで邪魔してない。
フルーツそれぞれ素材の味がしっかりわかる。
これもなんだか優しさを感じる あんみつだ。
ここにきたら、コーヒーは欠かせない。
食後に季節のおすすめコーヒーを注文。この日はグアテマラだった。香りがよくてマイルド、温度もちょうどよく1口目から飲みやすい。
器に入った砂糖は白砂糖でなく茶色。こんなところにも優しさを感じる。
最後にコーヒーでくつろぎ、1時間ちょっと滞在。途中でお客は誰もいなくなり貸切状態だった。
メニューはどれも美味しいので、お茶でも食事でもどちらの用途にも利用できる。
サンドカフェは、時間の流れがゆるやかな素敵な空間で、自然光や木の温もりにも癒されて、穏やかにすごせるところ。そして、あちこちに優しさを感じるカフェだ。
カフェの隣には、小さな雑貨屋が併設されている。海をイメージした小物や雑貨が売っている。帰りにちょっとのぞいてみても……。
⬇️サンドカフェのホームページはこちら
ヘミングウェイの「老人と海」
「老人と海」は、20代の頃に読んだ。
老漁師と巨大カジキとの3日間におよぶ死闘が描かれていた。人間の精神性や自然の偉大さにもふれることができる作品。シンプルで読みやすくてどんどん引き込まれた。
当時は知らなかったけど、ヘミングウェイは、この作品でノーベル文学賞をとったともいわれる。
サンドカフェの素敵な空間にいると、きまってそんなことを思いだす。
自宅の本棚のどこかにある文庫本を読み返したくなった。
著名人たちに愛された南房総千倉
私の住む館山市ものんびりしたところだけど、
南房総千倉は、さらにその上をいっている。
いつでも午後の昼下がりのような空気感で、ゆったりとした時間が流れている。ここのスローな時のながれは千倉時間ともいわれるとか?!
そのせいか著名人たちにも愛された町でもある。
映画グランブルーのモデルになった、世界的なダイバー ジャク・マイヨールさんは、千倉にお気に入りの常宿があった。
2018年に閉館になってしまったけど、写真家 浅井慎平さんの海岸美術館は、素敵なところだった。
そして、作曲家の小林亜星さんは、千倉に別荘があって、たびたび訪れていたらしい。
温暖で海と山のある風光明媚な景色と、ゆったり流れる千倉時間。そんなところも著名人たちに愛された理由かもしれない。
もし、千葉県の南端まで足を運ぶ機会があったら、スローな千倉時間を体感してみて欲しい。
⬇️南房総千倉の記事はこちらもどうぞ!
お読みいただきありがとうございました🍀