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穴場景勝地を行く in秋田(1) 岨谷峡篇 お気楽国内旅行記

めでたく仕事を辞めることができたので(笑)、天気のよい日には外に出かけるようにしています。かといってあまり遠くまで出かけると、近頃はガソリンも高いので、近場かつ人に知られていないところを探すことが趣味となってきています。

以前、こんな記事を投稿しました。

このときは無理をし過ぎて、結局たいした結果が出せなかったのですが、今回はもう少し目標を緩く設定し(笑)、県内ではある程度知っている人もいるだろうが、他県の方は確実に知らない、そんなところをご紹介したいと思います。

最初にどこを目標にしたか、ご一緒に地図を確認させて頂きたいと思います。

だいぶ小さいので、申し訳ありませんがクリックして拡大してみてください。

矢印で示したのは岩見川と呼ばれる川で、秋田市内の東端にあります。なぜこのあたりにしたのか、秋田の記事を書くなら男鹿や田沢湖にしておけば……と思う方もいるかもしれません。

男鹿や田沢湖は秋田の主要な観光地でありますが、はっきり言って他県に比べて弱いと思います。こう言うと批判もあるでしょうが、県の担当者の方々には、「次もまた来たい」と思わせるような開発を期待したいところです(個人的意見)。
と、いうわけでこれらのいわゆる観光地に行くより、穴場を探した方が自分としても楽しめるだろう、と判断しました。
最初の目的地は・・・

岨谷峡

こちらはまだ渓谷に至る前の岩見川の画像。農村部にはよくある光景ですが、非常に清流であり、見る者の心を和ませてくれます。

私は渓谷や滝が大好きなので、今回も例によって山の中に入りたいと思います。海も好きですが、まだ時期も早いし・・・記事にしづらい、ということも確かにあります。

実際はタイトルの岨谷峡に行く前に、「岩見ダム」に行って、それを記事にしようと考えていました。実際に行ったのですが、どうも工事関係の人たちがたくさんいて、通行止めであまり上の方にも行けなかったので、今回は岨谷峡からスタートすることにしました。

岨谷峡は、旧河辺町にある渓谷で、現在は市町村合併によって秋田市の所属となっています。しかし市内に住んでいても訪れたことがない、という方々は多いのではないでしょうか。たぶんよその県の方々は知らないと思います。

いい山の風景だなあ、と思って写真に収めたら、上に電線が映ってしまいました。画像中央、やや下のあたりに川が滝状に流れ落ちています。
岨谷峡に至るまでの道は非常にのどかで、これだけでも私は満足です。

集落を流れる岩見川は清流で、この先に渓谷があると考えると、期待で胸が膨らみます。だんだん道が上り坂となってきたかと思うと、割と唐突な形で入り口に到達しました。

岨谷峡は「そうやきょう」と読みます。今さらながら・・・

入り口には駐車場があって、そこから50mほど歩けば渓谷に辿り着けます。こちらは渓谷まで歩いたところに建てられた看板。割と県内にはこの「菅江真澄の道」なるものがいくつか存在します。

ここからは余計な説明を抜きにして、風景を楽しんで頂きたいと思います。

看板の横から遠目に渓谷の様子がうかがえます。
こちらは看板から下流を見たときの画像。こちら側には行けないようです(道がない)
渓谷に沿って道が整備されています。舗装もされているので、本気になって観光地開発すれば人を呼べると思うのですが・・・。それはさておき、中央の木がいい味を出しています。
少し川面の光の反射が強かったですね。ぜひ拡大してみてください。
やや流れの緩やかなところの画像。透き通っているのにエメラルドグリーン!
実際に訪れると、せせらぎの音が耳に心地よいです。これを写したとき、小魚が一匹飛び跳ねました。それを写す撮影技術はないことをお詫びします。
川だけではなく、山もよく晴れた空に映えます
う〜ん 動画がアップできたらなあ・・・
川岸に咲く花も見どころです。秋は紅葉が美しそうですね
子供のように川遊びしたくなる光景です
岩手・一関の厳美渓にも勝るとも劣らずの景色。団子食べたい
紀行家・菅江真澄の書は読んではいませんが、ここを訪れたときの感想が気になります。
我ながらナイスアングル!
少し高い位置から
しぶきが飛んできそうです
切り立った岩の間を流れます。「赤壁」とか看板が立ってたりしたら泣いてしまう
なぜ秋田県は本気でここの観光開発をしないんだ
山もいいのに・・・
精霊がいそう。いや神様か
本当に素敵です。マイナスイオン満載
観光パンフレットにありそうな画像。私にこんな写真が撮れるなんて・・・と思いましたが、技術がある方から突っ込みが入りそうなので、自慢はしません。風景のおかげです
まだまだありますよ〜!
せっかく降り道があるのに、通行止めにするのではなく、どうして整備しないのか こういうところなのです
もうお腹いっぱいですか? いえいえ遠慮せずに
イワナとかがいそうですけど、私は釣りをしないのでよくその辺はわかりません
流れの緩やかなところは森の色が反射してエメラルドグリーンに写ります
山っていいなあ・・・本当に 団子食べたい
ここで道は極まり、折り返しです
切り立った山の間を流れるところを写したつもりの画像
本当に山も爽やか! 青空が眩しい〜
赤い花が見えたのでここで一枚。何枚写すんだ、って話
驚くことに遊歩道にある施設は、この展望台だけ。もっと積極的にいけないものかなあ
財政の問題もあるんだとは思うけど・・・
階段はとりあえず写しておきます
写真は、質より量です(笑) なんて言ったら、プロの人に怒られそう
護岸設備の上を流れる水も、しぶきの音が爽やかでした
この辺は少し流れが穏やか
だいたいこの辺で出発地点に戻りました
藤の花の自生地帯です
藤って宿り木なんですね。つる性だから、それも当然か

すっかり長くなりました。画像満載で今回はお届けしておりますが、岨谷峡での画像は、これで以上です。次回からは「へそ公園(変な名前ですけど、それも次回に解説します)」、その先の渓谷、さらにはダムへと展開予定です。

実はもうこの時点で充分満足していたのですが、この岨谷峡に沿った遊歩道は、せいぜい30分もあれば往復できます。よって、次の目的地へ向かう意欲が湧いてきました。

渓谷自体は、奥入瀬渓流や厳美渓にも劣らない場所だと思います。ただ、それを自然のまま残すか、観光地として開発するか、それは悩ましいところだと思いますが、私としてはぜひここを訪れる人が増えてほしいなあ、と感じました。

最後はなんか安っぽい感想文のような文面になってしまいましたが、これを見てくださった方々が少しでも爽やかな気分になれれば嬉しく思います。

今回のシリーズは、旅行と言うには近すぎ、散歩と言うにはちょっと遠い、(秋田市中心部から45分ほどの距離です)という形ですが、それをいいことに両方の分野に・・・まあ、ドライブと言った方がいいでしょうね。

また皆さんの知らないところをご紹介していきたいと思います。
それでは次回をお楽しみに!


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