30、スーツの裏地について
こんばんは。西田です。
今日もスーツに関することを書こうと思います。
普段、当たり前のように着ているスーツですが、
「スーツの裏地ってなんの意味があるんだろう?」って思ったこととかないですか?
裏地の役割とは?
1、着心地を良くするため
裏地は表地とは違い、キュプラやレーヨンなど摩擦が起きにくい素材を使っているため、静電気の発生を防いだり、吸湿性や放湿性を高めています。
2、スーツの形態安定のため
内側からスーツを補強することで、型崩れを防止します。
3、デザイン性をあげるため
表地のデザインと裏地のデザインによって、スーツの見た目をグッとあげることができます。たまにスーツの内側が見えることでおしゃれな印象になります。
左:背抜き 右:総裏
背抜きと総裏について
1、背抜きとは?
・ジャケットの背中から裾まで裏地がついていない
背中に裏地がないので通気性はあがり、夏でも涼しく着れる。しかし、表地が傷みやすく型崩れしやすい。
最近では、冬用でも背抜きにして、寒さはコートでカバーするという方もいらっしゃいます。
2、総裏とは?
・ジャケットの裏側全体に裏地がついている
全体に裏地がついているので型崩れしにくく、表地が傷みにくい。しかし、夏は蒸れやすい。
オールシーズン用、冬用にオススメ。特に高級生地の場合は、スーツを長持ちさせる意味でも総裏がオススメです。
せっかくオーダースーツ作るんだったら、裏地もカッコよくしたいので、個人的には、総裏をオススメしています。
続く。。。
with.株式会社
代表取締役 西田佳宏
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