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The Walker Brothers - Walking In The Rain / ウォーキン・イン・ザ・レイン - 1967

1960年代に活躍したアメリカのバンドなんですが、本国よりもイギリスで成功したりなんかしてっっ 日本でも不二家チョコのCMに出たことで人気が出ました。

そして、ビートルズに次いで武道館公演を行った、海外のバンドでもあり、んでもって…ブラザーズとなっていますが、兄弟ではないのでした。

この辺り、ブラザーズフォアと同じかなあ。同士って意味合いで使ってるという意味でね。

Judy and the Gentsと言うバンドが前身で、1964年に元ルーターズのスコット・エンゲルと、ジョン・ウォーカー、ドラマーのアル・ティニー・シュナイダーの3人で、ウォーカー・ブラザーズ・トリオとして結成され、レコード会社と契約。テレビショーやミュージカル映画に出るものの不発。

スタンデルズのドラマーのゲイリー・リーズがメンバーに加わり、1965年に拠点をロンドンに移します。そして、名プロデューサーと出会い、二枚目の「Love Her」がヒット。

「Love her」1965

次にジェリー・バトラーのカバー「涙でさようなら」がヒットします。

「Make It Easy On Yourself / 涙でさようなら」1965

Jerry Butler オリジナル

黒人版アンディ・ウィリアムスと呼ばれましたが、後に政治家に転身したりなんかして。

ヤードバーズと一緒にツアーも回ったりしたそう。

ジェフ・ベックに1954年製フェンダー・エスクワイヤー譲渡したことは有名(ぼったくり値段でww)。

「The Sun Ain't Gonna Shine Anymore! / 太陽は輝かない」1966

フランキー・ヴァリのカバーです。

Frankie Valli オリジナル 

「Land of 1000 Dances / ダンス天国」1967

クリス・ケナーのカバーです。

Chris Kenner オリジナル 1962

私はウィルソン・ピケットの方が聴きなれてたりするかなー

「孤独の太陽」1967

始めて聞いたけど、イントロとか「皆殺しの歌」が随所にサンプリングで使われてますね。ウェスタン風のメロディ、そして日本だけの発売なのでした。

「DE GUELLO / 皆殺しの歌」

でもって、1968年にジミ・ヘンドリックス、キャット・スティーヴンス、エンゲルベルト・フンパーディンクとのイギリスツアーの後に解散し、それぞれソロ活動に転向したようです。

でも、その年のうちに再結成して日本で公演をしていたりする(前述に書いた、ビートルズに次いでの外タレ)。んで、ライブアルバム「イン・ジャパン」を発売。その後再び解散という流れでした。

ですが、1975年に再結成してアルバム発売。シングルカットされた「ノー・リグレッツ」がヒットしますが、その後は活動停止に。

「No Regrets」1975

ヴォーカルの声が、ライチャスブラザースの人にちょっち似てると思うのは気のせいかな?? 

でもって、肝心の曲。

「Walking In The Rain」1967

やっぱりカバーで元々ロネッツの曲だったそう。

The Ronettes オリジナル 1965

邦題は「恋の雨音」というものでした。

ようするにオリジナルの曲がほとんどないバンドだったってことね~ ソングメーカー&メロディメーカーがいないバンドってところでは、短命に終わってしまったのも仕方ないかなあ…

そういう意味ではセッションバンドとかバックバンドとか、その辺りの実力止まりだったのかも知れないっすね、はい。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/06/14 掲載記事より転載


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