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密教・仏教・インド哲学・修行法

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2024年7月の記事一覧

密教の真言とインドのサンスクリット言語

密教の真言とインドのサンスクリット言語

如来のタターガタとかは密教の真言に入っています。
経典は、インドのサンスクリット言語の経典を中国に持ち帰り漢文に訳したもの

その中の、聖文を訳さないで、サンスクリット言語のままにしたのが、真言

インドでは、真言は誰でもわかる普通の文を唱えていただけです。

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原語は梵: तथागत(tathāgata、タターガタ)であり、多陀阿伽陀(ただあかだ)、多陀阿伽度(ただあかど)などと音写し、如

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空海の般若心経秘鍵の般若波羅蜜多菩薩の観想と読経の実践儀式

空海の般若心経秘鍵の般若波羅蜜多菩薩の観想と読経の実践儀式

空海の書の般若心経秘鍵を読み直していたら、 般若心経の儀軌があると書いてあって調べました。

修習般若波羅蜜菩薩観行念誦儀軌を唐から持ち帰っていますね。

それを知っている僧侶はいるのか?
説明を聞いたことないが
私は、仏教は高校生で真言密教から始めて、真言密教系教団に入り、修法も教わり阿闍梨がやる真言宗のいろいろな儀軌も知っています。

教義の教えも入っている真言の儀軌
🙏
般若心経秘

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沙門果経と釈迦の哲学

沙門果経と釈迦の哲学

ヨーガスートラ経典やインドサーンキヤ哲学を読むと、釈迦の解脱や仏教の哲学教義そのものに感じます。

調べたら、釈迦の時代の沙門果経に書いてある、釈迦の解脱理論のような哲学者はいなかったようです。
そして、神を拝むバラモン教。
ヨーガも呼吸法や集中法で、解脱教義はまだまだなかったようです。
釈迦は出家して、哲学者の師に教えを受け、苦行のヨーガ修行をして、集中の定や智慧の能力を得て、解脱の新しい哲学理

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智慧の仏教

智慧の仏教

釈迦自身は、最高の清浄に達したのは、さとりに至る道、戒めと、精神統一と、智慧とを修めたからであると説いている

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ダンマパダ

277 「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

278 「一切の形成されたものは苦しみである」(一切皆苦)と明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみか

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