めくばせ

All that jazz.

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最近の記事

女神力鑑定(出生図徹底分析)で、わたしを行きたい世界へ連れて行く。

西洋占星術をベースとした女神力鑑定をしています、めくばせです。 本記事では、今年リニューアルした女神力鑑定の内容と、2021年末企画「出生図徹底分析+2022年の運勢と対策&ビジョンを見つけるワーク」スペシャルプランの募集要項についてお届けしております。 スペシャルプランは12/19(日)の12時から募集を開始し、先着2名様のみとさせていただきます。本記事はとてもボリュームがあるのですが、「鑑定を受けて自分を変えたい」と覚悟のある方は、ぜひ最後までご一読いただけますと幸い

    • できることは山ほどあるよ。だからちょっと、充電しよう。

      なんだかちょっと、疲れてしまった。 台風が過ぎた翌日の夜から、なんだか自分の調子がおかしい。そう感じ取ってはいたものの、気づかぬふりをしたまま、避難用にまとめておいたものを黙々と片付け、家中の家具を元の位置に戻した。 私の家には、守るべき家族が2人いる。20歳の弟と、20歳の従兄弟だ。 大学で教育を学び、週2で体操の先生のバイトをしている弟と、最近叶えたい夢を見つけ、ダンスに明け暮れる従兄弟。わたしはふたりの笑顔が大好きだし、たとえば危機的状況に陥ったら迷わず自分の命を

      • ぼんやりとした人生

        3月最後の日に、花見をした。 人生ではじめて桜の木のしたで飲むお酒は、アルコール度数がものすごく高く感じられて、脳の奥の輪郭がぼんやりとした。というか、わたしはいつもぼんやりしている。 「しっかりしてるね」「落ち着いてるね」と言われるから、そう見せるのがさらに上手になってしまったけれど、実はいつだってぼんやりしているのだ。 だから、足早に過ぎ去る楽しい時間に、自分だけが取り残されたようなきもちになる。ふらふらになりながら家路につき、具合が悪くなるとわかっていて、炭酸をが

        • 本当に死んでしまう前に辞めます

          ‘‘獣になれない私たち’’の最終回で、ガッキーが演じる新海晶は、退職届を出してこう言い放った。 「自分を殺して本当に死んでしまう前に、辞めます」 わたしは、「自分を殺して本当に死んでしまう前に辞めたこと」が何度もある。自慢ではないけれど。 まず、中学2年生の頃、いじめが原因で教室に行くのを辞めた。両親や大人、友人、社会に期待するのを辞めて、すべてを諦めた。高校の頃、いじめの後遺症で学校に行くことができずに全日制の高校を辞め、通信高校へ編入した。専門に進学するも、高校の時

        女神力鑑定(出生図徹底分析)で、わたしを行きたい世界へ連れて行く。

          今度、デートしましょう

          昨夜、こんなツイートをした。 今夜はOfficial髭男dismの「Tell Me Baby」をBGMに、デートの話をお届けします。 「今度、デートしましょう」と真正面からぶつかってくる男性に、未だかつて出会ったことがない。 ふたりきりでご飯を食べたあとに「デートしようよ」と言われたことならあるが、最初からそのフレーズを繰り出せる男性はまずいない。ほとんどの人は「今度、ご飯行きません?」とか「飲みません?」と言う。 プライドが高くて自分に自信がないタイプは、まず直球に

          今度、デートしましょう

          ぶつからない視線と人生

          2016年の春、今の家に越してきた。早いもので、2ヶ月後には3度目のクリスマスがやってくる。それが終わればあっという間に年越しだ。 道路を挟んで向かいのアパートに、男の人が住んでいる。それに気がついたのは、今年の春。とある日の夕方、トボトボとした足取りで家路についていると、干された洗濯物が視界に入ってきた。 やわらかな風にゆられる青のTシャツ。他にも干されていたような気がするが、それだけしか印象に残っていない。 なんとなく、男の人の部屋なのだろうな、と感じ取ったわたしは

          ぶつからない視線と人生

          泣き虫

          ここ1ヶ月、鼻をかむ頻度が増えている。 風邪も理由の1つなのだけれど、涙腺が弱っているのか、小さなことですぐに涙が零れてしまう。 「泣き虫」。 小さいころからよく言われてきたことばのひとつだ。 怒られると、悔しくて泣く。 ドラマや映画、目の前にいる人に感情移入して、翌日ひどい顔になるほど泣く。 窓から差し込む光があたたかいだけで泣く。 音楽を聴いて、景色を見て、季節のにおいを感じて、文章を読んで、泣く。 大人になって、子どものころよりはいろんなものが見えるようになっ

          ‘‘めくばせ’’は秘密の共有

          わたしのTwitterを知っている人から、必ず聞かれることがある。 「どうして‘‘めくばせ’’っていう名前なの?」 今週の月曜もそういったことを聞かれたわたしは、どうして、と相手の言葉を繰り返して、半分ほど飲んだハイボールに視線を落とした。 高嶺の花である彼女の色っぽさその名前にした経緯を、彼女なしには語れない。 18歳のときに出会った、7つか8つ上の女性。 彼女は服飾学生時代の同級生で、わたしがそれまで生きてきてはじめて「色っぽい」と感じた人だ。彼女以上に色っぽい

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          21歳になったので

          先日、21歳になった。 これまでは元日に1年の目標を立てていたのだけれど、今年からは歳を重ねるたびに「こう在りたい」「こうなりたい」を更新したい。 21歳は、毎日新しい自分になる。 ホームランを打ちたいのなら、まずは打席に立ってバットを振らないとなにも始まらなくて。とにかく振って、失敗して、より良い練習の仕方やバットの振り方を学ばなければいけないな、と最近感じているのであります。 この1年は、昨日の自分を引き摺らずに今日の自分を生き、より善く楽しく生きるために挑戦し続

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          膨張する金木犀

          「台風が猛威を振るいそうだから、早めに準備しておいたほうがいいね」 弟の一声で、スーパーへ出かけることにした。生活用品を買い足すとき、男手があるとほんとうに助かる。 9月最後の日曜日。14時の空気はやや重く、ぬるい。半袖を着た人たちが足早に坂を上っていく。金木犀の香りがそこらじゅうに停滞していて、わたしたちはそれを切るようにぐんぐんと足を進めた。 ‘‘金木犀’’ということばを見たり、想像したりすると、オレンジ色の小さな花のカケラが視界の両端にチラチラと散らばる。‘‘犀’

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          膨張する金木犀

          「新しいものが好き」というよりも

          昔、「天秤座は新しいものが好き」と聞いたことがあって、その言葉がずっと心の奥に引っ掛かっていた。 たしかに、新しいものは好きだ。今まで見たことのないものを手に取る瞬間は胸が高鳴るし、感動で手が震える時もある。でもなぜか引っ掛かる。 流行を追わないと気が済まないわけではない。以前よく見ていた若い女性向けのアプリも1つ残らず消してしまった。インスタグラムを開くこともほとんどなくなり、今や画面の装飾と化している。流行よりも自分のこだわりを大事にしたい派の人間なのだろう。 そし

          「新しいものが好き」というよりも

          もっと叱られたい、と思う夜

          もっと叱られたい、と思う夜がある。 もっと詰められたい、ダメなところをもっと教えてほしい。叱られて、どん底まで落ちなければならない。そう思う夜がある。 なんて口にすると「Mなの?」と聞かれるのだけれど、恋だの愛だのそういったものにはまったく関係ない。仕事の話だ。たぶん、いや、今私は確実に、自分に対して怒っている。 昨年1月に専門学校を辞め、とある会社でライターを始めた。今年の1月にその会社を辞め、今は会社に属していない。フリーランスと言えば聞こえはいいが、まあのらりくら

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