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泣き虫

ここ1ヶ月、鼻をかむ頻度が増えている。

風邪も理由の1つなのだけれど、涙腺が弱っているのか、小さなことですぐに涙が零れてしまう。

「泣き虫」。

小さいころからよく言われてきたことばのひとつだ。

怒られると、悔しくて泣く。
ドラマや映画、目の前にいる人に感情移入して、翌日ひどい顔になるほど泣く。
窓から差し込む光があたたかいだけで泣く。
音楽を聴いて、景色を見て、季節のにおいを感じて、文章を読んで、泣く。

大人になって、子どものころよりはいろんなものが見えるようになって、理解できるようになって。自分の力ではどうしようもない現実を目の当たりにするたびに、人前ではなく、ひとりで泣く頻度が増えた。


水曜22時から放送している『獣になれない私たち』。

1話、2話と観て、「やっぱりわたしは、心理的安全性の高い‘‘いつでも帰れる場所’’を作りたい」と再確認した。

野生の獣のように生きられたら楽だと分かっているのに、理性的すぎるがゆえ、そうなれない晶と恒星。あのふたりはよく似ている。

生きているだけで悲しみは其処此処に積もっていく。晶のようにひとりでそれを抱え込み、泣いている人の心をすこしでも癒せたら。


なんて夢を語る前に、わたしは自分をもっと知る必要がある。

自分について、最近気がついたこと。

①不特定多数のまったく知らない人たちと関わらなければならない環境が本当に向いていない
②心理的安全性の高い場所以外だと、無理な仕事も引き受けがち
③「思っている」ことが、実は「思ってると思い込んでいる」「思ってると思いたい」ことが多い
④大切な人が少しでも楽になるなら、と自己犠牲しがち。(結果、自分の行動に苦しめられる)

感情や直観の精度が曖昧になってきている理由はある程度明確になっている。ので、自分の力でどうにかできる範囲のことだけでも改善しよう…。

どうしようもない現実に頭を抱えて泣きだすわたしを見たら、恒星は「自分の力ではどうしようもないってわかってるんでしょ」とだけ言ってタップ4飲むだろうな~。


おしまい。



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