乃未水木

のみすぎのおぢさん

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最近の記事

きゅうりかピクルスか

「飲みすぎず身体に負担をかけずお酒と適度に付き合う」という目的でこの記事を書き始めた。かなりあやしいが、いまのところ毎日多量に酒を飲まないでいる。 過量飲酒者には禁酒しかないか、減酒が可能か、ということは多くの議論がある。アルコール治療で実績を積み重ねてきたAAグループのメンバーは依存症者をピクルスに例える。「俺たちはピクルスなんだ。一度漬かっちまったピクルスはキュウリには戻れねえ。」 私はすでにピクルスなのか、まだキュウリなのか? 依存症は否認の病と言われていることも

    • トルコの旅

      お酒飲みすぎの毎日から、適度にコントロールした適酒を目標にしています。基本は飲まないけれどたま(週に1、2回を最大限に)に飲む日もあっていいというイメージです。 今年はコロナで旅行、特に海外旅行は難しいですね。一昨年夏に行ったトルコの思い出と適酒について書きます。 はじめてのトルコでしたが私たち(私と娘)が訪れたのはイスタンブールと地中海沿いのリゾート、カシュでした。特にカシュの濃紺の海と眩い光は印象的でした。カシュはイスタンブールから南東に400キロくらい行ったアンタル

      • お酒と映画②「聖なる酔っぱらいの伝説」

        「聖なる酔っぱらいの伝説」(1988)の主人公がルトガー・ハウアーであるとは長い間気がつかないでいた。 主人公アンドレアスは故郷を追われ、パリの橋の下に眠るホームレスの酔っぱらいだが、不思議な老人から受け取った200フランを聖テレーズの祀られた教会に返そうとする数日の間に、小さな奇跡と彼の人生を走馬灯で見るような出来事が起こる。 ここでは彼は、タイレル社製のレプリカントではなく、落ちぶれても礼儀を失わない、優しげな、そしてよく見ると「ちょっといい男」の無垢なホームレスとし

        • 「いつ飲むの?」「今でしょ!」

          なんてこと言ったら、毎日が飲み時。運動して汗かいたからビール。風呂上がりにビール。美味しいチーズがあるからワイン。お刺身あるので日本酒。なんだか寝付けないのでウィスキーソーダ…。 お酒飲みの日常は「今でしょ!」だらけです。自然にしていると飲み時になってしまうので、先取りして、ご飯を食べたり、お茶とお菓子をいただいたりします。ご飯もお茶も美味しいけど、飲むのが自然になっていたので、気持ち的には不自然。まあ、それもあり。 ところで私は禁酒はしていない。「適度にお酒を飲みコント

          依存 嗜癖 中毒 乱用

          「依存は良い」そして「依存は悪い」 依存症をめぐって言葉は錯綜している。 乱用(abuse):ある物質の誤った過剰な使い方というニュアンス。薬物乱用とは言うがアルコール乱用とはあまり言わない。 中毒(poisoning, intoxation):アルコール中毒とかゲーム中毒とか言が、もともとは害のある物質の摂取とその影響について言う言葉である。ガス中毒とか食中毒とか。 嗜癖(addiction):これが「依存症」の実態に近い言葉ではないか。「常用」に近いがネガティブな

          依存 嗜癖 中毒 乱用

          「ハームリダクション」断酒か減酒か?

           アルコール依存症は「否認の病」と言われてきました。精神医学的治療は難しく、通常の対話型カウンセリングもあまり有効ではありません。治療の中心はAA(アルコホリック・アノニマス:米国発症の断酒グループの原型。社会的権威を排除しアルコール依存症者が匿名で参加し体験を語り合う。)断酒会(AAが日本的に改変された組織)などの自助グループに参加して行くことでした。そこでは、「アルコール依存によって自分自身と周りの人に破壊的影響を与えているが、自分の力ではアルコールをコントロールできない

          「ハームリダクション」断酒か減酒か?

          お酒と映画①「キャット・バルー」

          「お酒といえば」と思い出す映画を私的に回想してみました。「キャット・バルー」(1966年)はミュージカルコメディー西部劇。はちゃめちゃで楽しい映画です。主演は若き日のジェーン・フォンダ。隣のお姉さん(?)みたいにピチピチしてます。なけなしのお金を払い、敵の殺し屋から父と牧場を守るために呼び寄せたスーパースターガンマン(リー・マービン)が、来てみるとボロ屑のようなアル中のオッサンだった、というお話。ウイスキーをあおると一瞬手の震えが収まるがすぐに元のボロ屑オッサンに。 そのオ

          お酒と映画①「キャット・バルー」

          スリップ

          お酒をやめていた人が飲んでしまうことをスリップという。slipは、滑る、滑って転ぶ、忍び込む、とかの意味がある。わたしは「お酒をやめていない」と言い張っているのでこの言葉は使いたくないが、飲まないでいることにもこの言葉がどこかつながる気がする。 正面から大魔王と戦おうと身構えてているとスルッと滑ってしまう。だとすると正面から行かないのはどうだろうか。「やだなぁ、戦うつもりなんかありませんよー。」と目を見ない。「飲みたいなー」と思うと、見つめない、考えない。眼を逸らして、ご飯

          アッパー系とダウナー系

          お酒も精神作用のある薬物ですが。そうした薬物には作用の方向に違いがあると言われています。アッパー系とかダウナー系とかの違いです。 興奮して活動的(シャキッ、ギンギン?)になるのがアッパー系、覚醒剤やコカイン、ニコチン、カフェインなどがこれにあたるそうです。麻痺し、抑制的(ダラダラ、ヘロヘロ)になるのがダウナー系、ヘロインや大麻、シンナーなどがこれにあたるようです。 アルコールは飲みはじめは活発になったりお喋りになったりアッパー系の側面があるのですが、基本的には抑制作用が大

          アッパー系とダウナー系

          お酒を飲まなかったら何を飲む?お酒を飲まなかったら何をする?

          お酒を控える時必要なのはその分を埋めるものです。仕事が終わったらプシューとビール。運動したらビール。スポーツ観戦にはお酒とつまみ。 オンとオフの切り替えや、汗をかいた後、楽しみにしていたイベントとお酒はセットになっている。ただ我慢というわけにはいきません。 昨日は全米オープンゴルフをネットで観戦。しっかり夕飯を食べた後、ダイエットペプシとダイエットカルピス、チーズせんべい、柿の種をいただきながら観戦しました。 お酒をたくさん飲んでいた人が飲めなくなると急に甘党になる、と

          お酒を飲まなかったら何を飲む?お酒を飲まなかったら何をする?

          飲酒習慣と食事、飲み物 ほんとうに美味しいのは?

           お酒を毎日飲む人は夕食時にお酒とつまみ(おかず)をとって、あとでシメを摂ったり、という人が多いのではないでしょうか。夕食はお酒が中心のメニューになる。どうしても飲酒量が増える。お酒を飲みすぎないためには、夕食をお酒を飲まずにちゃんと取る方が良いと思う。カレーやハンバーグ、焼き魚、お刺身などほんとうは食事としてご飯と一緒に食べた方が美味しいと思う。お酒を飲むために酒飲みは食事を犠牲にしている。「孤独のグルメ」の主人公が酒飲みだったら料理について語れる言葉も少なくなってしまうの

          飲酒習慣と食事、飲み物 ほんとうに美味しいのは?

          よく遊んだ1日でした

          友人に誘われて山奥の湖に釣りに行ってきました。釣果は小さなブルックトラウトが1匹。それでもとても楽しかった。釣場は車で3時間くらいのところ。昼過ぎから日暮れまでの時間を狙っての釣りです。 午前中は早朝から途中のゴルフ場でゴルフを1ラウンドしました。かなり詰め込んで遊びました。 どちらも楽しかったけれど、私はたぶんやり過ぎるとことがあります。やる気のない時は一日ティクトックしか見なかった、なんてだらけている日もあるくせに。 昨日の飲酒カレンダー 一昨日と同じワインの小瓶

          よく遊んだ1日でした

          突然きました。喉の渇き!

          適酒を目指してお酒を控えめにに飲んでます。禁酒したわけでないけどやって来ました。ビールを思い切り飲みたい。強い渇きです。 お酒と適度に付き合えるのか、できないのか? できなのなら、お別れ(というか酒世界から逃走)するしかありません。お酒が凶暴なところがあるのは確かだけど、注意深く共存できないものか? 今日は渇きと戦わず眼を逸らしました。 夕飯に唐揚げとサラダとサンドイッチを買ってきて、ダイエットコークとノンアルビールをあおりました。すっきりはしないけど、激しい渇きは止ま

          突然きました。喉の渇き!

          禁酒 節酒 適酒

          お酒を飲み過ぎの生活からお酒と適度に付き合って行く生活へ移行できるか、というのがテーマですが、適切な言葉がない。断酒や禁酒でないとすると節酒か?少し違和感がある。節電、節水…。節約という意味である。節約が目的ではないはず。あまりしっくりこないけど、適度ということで適酒という言葉を使う。 では適酒とはどういう状態か。飲まないわけではないけど、普段は飲まない。お付き合いや食事を楽しむために時々飲む、ということだろう。そういう人は普通にいると思うけど、私にとっては目標です。 ア

          禁酒 節酒 適酒

          酒人格

          お酒はもちろんいい面もあるが、そうでない面もいろいろある。  ・時間をたくさん使う  ・怪我や事故、トラブルを起こす  ・健康を損なう  ・性格が変わる などなど、まだたくさんある。これらはみんな関係しているのだけれど。 今日は酒によって性格が変わるということについて考えたい。よくいうのが酒乱。酒を飲むと暴れたり暴言を吐いたり手がつけられない。あとは、からんだり、しつこくなったり、ベタベタしたり。家に帰らない、帰れない人もいる。 私の場合はそれほど大きく変化しな

          お酒をなんとかしたい

          体調がよくない。むくむ、体重が2キロ近く増加する。テニスをすると大汗を書く。体重が2キロ近く減る。 どういうこと? このところあまり尿が出ない。腎臓病? 検診でいつも問題があるのは肝臓。肝臓が悪くてもむくむらしい。1週間ビールや酎ハイやウイスキーソーダでとった水分を溜め込んで汗で排出してる感じ。 お酒のことをなんとかしたい。ひどく身体を壊す前に。 思えば依存体質だった。 お酒に関心を持ったのは10代の頃。父親から貰った洋酒の瓶を並べていた。いい香りがすると思ってい

          お酒をなんとかしたい