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弾丸・信州上田行(7)

ー旅の終わりに

伝統菓子「みすゞ飴」で知られる飯島商店(長野県上田市)を後にしたわが夫婦。その頃、辺りはすっかり暗くなっていた。東京に戻るクルマの中。前を走るクルマの赤いテールランプを見つつ、弾丸ドライブを振り返る。幾らか心残りはあるものの、総じて充実した時間だった。手打ち蕎麦屋「刀屋」の爆盛り、真田神社の"絵馬回廊"などは、ずっと記憶に残るだろう。クルマのパワーウィンドウの故障、飯島商店の"幻のカフェ"も、そこに彩りを添えてくれるに違いない。奧さんも同じ気持ちであればありがたい。

連載「弾丸・信州上田行」シリーズ:「(1)迷子のイヤリング」「(2)窓閉まらずも蕎麦屋へ」「(3)食欲は焦りを抑える特効薬」「(4)蕎麦屋「刀屋」の爆盛り体験」「(5)絵馬回廊と聖地巡礼」「(6)貴族のサロンと果実の宝石

心残り

信州上田行にあたって急きょ想定したプランはおおむね果たせたと思う。ただ寝坊して出発が遅れなければ、飯島商店本店から30分ほどの距離にある別所温泉にまで足を伸ばし、湯船に浸かってほっこりできたかもしれない。そう思うと、少し悔しい。

刀屋のもりそばがまさかの爆盛りだったことも想定外だった。奧さんと事前に相談し、地元の人気蕎麦屋を2、3軒はしごする計画だったが、刀屋だけであまりにお腹が膨れてしまい、やむなく断念。結果、"ちょい食べ"するにとどまる。いつの日か、リベンジしたい。

後の祭り

一泊できれば、お腹もこなれ、蕎麦以外にも信州上田のソウルフードとされるあんかけ焼きそばや、美味おいだれ焼き鳥なども楽しめたのに。美味だれ焼き鳥に至っては、奧さんがコッソリ、スマートフォンで調べていたようだ。折角なので、次につなげたいところ。

あ、それにお土産、買いすぎたなー。後の祭りだ。(続く)

(写真:『りすの独り言』トップ画像/クリと真田神社の手水=りす撮影)


ー旅のパートナーに聞く

気軽なノリで決まった晩夏の信州上田行。朝出て夜帰る弾丸ドライブ。手打ち蕎麦屋「刀屋」、上田城址公園、「みすゞ飴」の飯島商店をともに巡った旅のパートナー、奧さんに今回の感想について聞いた。

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