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岡山出身新潟サポの私が抱く夢

【ALB Link Vol.11 -2020.8.15 岡山vs新潟-】

岡山市出身のアルビレックス新潟サポーターLです。私は幼いころから岡山で生まれ育ち、現在は大阪に住んでいます。

実家はファジアーノ岡山のホームスタジアムであるシティライトスタジアムから徒歩15分。地元の中の地元にファジアーノというチームが根付き、実家の家族は10年以上シーズンパスを購入し毎試合ホームゲームを観戦しています。

そのような環境もあり、私にとってアウェイ岡山で行われる新潟の試合は、他のどの試合よりも特別な、一年で最も大切な試合です。公式戦では2018年のJ2で初対戦して以来、岡山での新潟戦には全試合必ず行こうと思っていました。


しかし新型ウイルスの影響により大きく状況が変わりました。岡山での新潟戦はJリーグ再開直後同様のビジター席なしでの開催に。新潟サポーターを岡山に迎え入れるということができない中での試合となりました。残念で、悔しくてたまりません。

ただ、今年は無理ですが、岡山出身の新潟サポーターとして私にはこの先どうしても諦めたくない夢があります。


私の夢は「岡山のビジター席を新潟サポーターで満員にすること」です。


2018年も2019年も、岡山には数百人の新潟サポーターが駆けつけてくれました。新潟から遠い岡山までこれだけの人数が来てくれたことは、本当にありがたいし嬉しい気持ちでいっぱいです。

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一方で、毎回のようにアウェイジャックだと数千人規模で新潟サポーターが駆けつける首都圏や山形、松本、金沢などでの試合を見ていると、岡山の試合にもっと人を集められないものかという悔しい感情が正直ありました。自分が生まれ育った街に満員の新潟サポーターが来てほしい。この思いは他のスタジアムで新潟サポーターが多数集まる姿を見るたびに強くなりました。


そして2020年。新型ウイルスの影響前に発表された日程では、アウェイ岡山での新潟戦は第41節になっていました。最終節の前節、シーズン最後のアウェイであり、状況によってはJ1昇格決定もあり得る日程。

奇しくも前年に昇格した横浜FCも第41節がアウェイ岡山で、その時のビジター席は横浜FCのサポーターでほぼ満員に埋め尽くされていました。

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<画像提供:石原健一郎さん(@ishiharaken)>

岡山のビジター席がほぼ満席になるのは、近隣の中四国のクラブ(徳島や山口など)、あるいはJ1にいた期間が長い近隣やサポーターの多いクラブ(セレッソや名古屋など)の場合がほとんどなのですが、この横浜FCサポーターの光景を見たときに「新潟でも絶対に岡山のビジター席を満員にできるはずだ」と強く思いました。

実際に岡山での試合が第41節に開催され、そこで昇格間近となっていればビジター席満員の夢は叶っていたかもしれません。その夢は今回サッカー以外の理由で断たれてしまいましたが、それでも今後も諦めるつもりはありません。


かなり難しいことは重々承知しています。昇格が絡む日程であるなどのタイミングも必要でしょう。何よりこの夢は自分一人だけで達成できるものではありません。

新型ウイルスの影響が収束しないことには夢が実現できませんが、再びアウェイにサポーターが集まれる日が戻ってくることを信じて、自分は岡山での夢に向かって少しでも新潟サポーターとしてできることをやっていきます。


今年は残念ながらお会いできませんが、来シーズン以降岡山で試合が開催されるときは、この文章を思い出して少しでも多くの新潟サポーターの方が岡山まで足を運んでくださることを心待ちにしています。

何よりも早くアウェイのサポーターがスタジアムに行くことのできる世の中が戻ってくることを願って。





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