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こばちゃん
2021年2月16日 18:49
岡田憲治『言葉が足りないとサルになる』(亜紀書房, 2010年)ちょっと言い過ぎだと思われそうなタイトルである。本文も情熱的で、少々主観的にすぎる感があるが、それは「豊かな言葉とたくさんのおしゃべりこそが、これからの日本を救う」という筆者の主張の、筆者自身による実践に他ならない。そして読んだ者に、肯定であれ、否定であれ、言葉を使って本の内容についての自分の考え・意見を形成・表明しなければならな
2020年6月2日 19:51
昨年、大学2年生で研究室に所属するようになり、週に2度のゼミに参加するようになった。事前に時間をかけて準備してきたテーマについて、学生1人ずつが発表を行うそのゼミで、発表者が口をそろえて言う台詞がある。「発表をはじめさせていただきます」誰が言い始めたのかはわからないが、まず1人が言い始めてそれを次の人が真似て、という形で伝染し、気づけば皆が言うようになっていた。僕自身はこのひと言にとても違