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人体を支配するしくみ「遺伝子とポストゲノム」18

毎週水曜日は、Newton「人体を支配するしくみ」を、見開き2ページずつ読み進めるシリーズです。

どんなに難しい本でも、少しずつ読めば必ず理解できるはずというコンセプトなので、「人体の進化に興味はあるけど、難しそうだし面倒くさい」という方には、丁度いい内容になると思います。

僕も読んでいく中で学んでいく立場です。
ぜひ一緒に学び成長し、分かる楽しみを共有していきましょう。


糖鎖と脳

体を作るときにも、糖鎖には重要な役割があります。

例えば、脳の神経伝達を高速に行うために存在する「髄鞘」は、糖鎖を材料にしているのですが、糖鎖が作れないように遺伝子を改変したマウスは、震えや運動失調が現れ、すぐに死んでしまうと報告されています。

本書には、糖鎖と脳について以上の内容しかなく、物足りなかったので、「糖鎖 脳 髄鞘」と検索してみました。

がしかし・・・
専門的内容の文章が山ほど出てきてしまい、なんとか読み取ろうと頑張ったのですが・・・

僕には難しすぎました。

ということで、困ったときのAIです。

Bard(AI)に聞いてみました

糖鎖は、タンパク質や脂質などの分子に結合した糖の鎖です。脳には、他の臓器に比べて多くの糖鎖が存在しています。

糖鎖は、脳のさまざまな機能を担っています。具体的には、以下のことが分かっています。

  • 神経細胞の発達と成長

糖鎖は、神経細胞の成長や分化に関与しています。例えば、神経細胞の軸索の伸長や、神経細胞同士の接着に糖鎖が重要であることが知られています。

  • シナプスの形成と機能

糖鎖は、シナプスの形成と機能にも関与しています。シナプスは、神経細胞同士の連絡を行う部位ですが、糖鎖はシナプスの形成や、シナプス伝達の効率化に役立っています。

  • 神経伝達物質の放出と受容

糖鎖は、神経伝達物質の放出と受容にも関与しています。神経伝達物質は、神経細胞間での情報伝達を担う物質ですが、糖鎖は神経伝達物質の放出を促進したり、神経伝達物質の受容を抑制したりする働きがあります。

  • 神経細胞の保護

糖鎖は、神経細胞の保護にも関与しています。糖鎖は、神経細胞を酸化ストレスや炎症から守る働きがあります。

このように、糖鎖は脳のさまざまな機能を支えるために重要な役割を果たしています。

近年の研究では、糖鎖の異常が、脳のさまざまな疾患に関与していることが明らかになってきました。例えば、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患、脳卒中などの脳血管疾患、てんかんなどの神経疾患で、糖鎖の異常が認められています。

糖鎖の研究は、脳の機能や疾患の理解に欠かせないものとなっています。今後の研究によって、糖鎖の新たな役割や、糖鎖の異常による脳疾患の治療法の開発が期待されています。

関連資料


次回(11/29予定)は、「ゲノム情報をこえる糖鎖」です。

次回も新しい発見と出会えますように。
それではまた

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