見出し画像

治療家の心得19【体臭に気を配る】

五感と治療院

治療院づくりで求められる五感は、「視覚・聴覚・嗅覚」の3つですが、今回は「嗅覚」についてふれたいと思います。

香りは、視覚についで記憶に残りやすいと言われているだけでなく、体に様々な影響を与えることから、ボディケア系セラピストは特に注意が必要です。

ポジティブな影響は良いですが、例えば生理的拒絶につながるネガティブなものは、体のこわばりと緊張を生むことから、私たちの仕事の成功率を下げる要因になります。

基本は無臭。
患者着からも、洗剤や柔軟剤の香りがない(少ない)状態が理想だと言われています。

理由は単純に、誰もがその香りをスキとは限らないからですが、コレはあくまでも治療系・治療院の場合です。

癒し系・治療院の場合は、雰囲気が重要になりますので、店の雰囲気に合ったものや、リラクゼーション効果のある香りなどが好ましいと思います。

「生理現象だから」と開き直らない

香りの中で最も不快感を与えやすいのが、体臭です。

汗臭さやワキガ、加齢臭だけでなく、香水や柔軟剤臭、ハンドクリーム臭、タバコ臭も気にしていないのは当事者だけと思うべきです。

私は以前に、入店した直後から先生の強烈な体臭で気分が悪くなった経験があります。ほんと最悪な時間をすごしました。

体臭というのは、本人のせいではない部分も多いかと思いますが、セラピストを続ける以上は最大限の努力と配慮をするべきだと思います。

<体臭対策>
・こまめに着替えをする(1時間に1回)
・体毛の処理をする(特にワキ)
・改善オペをする
・空気清浄機をフル稼働させる
・窓を開けるなど空気を循環させる
・香水など、ニオイがつくものは身に着けない

不快臭で体はこわばる

人は身構えたり、我慢したり、緊張感が高まると、体がこわばってしまいます。

臭いも例外ではありません。

筋肉の過度の緊張は、関節運動の邪魔になるだけでなく、筋へのアプローチをする時に不要な損傷に繋がる原因となります。

正しい状態確認ができないうえ、適切な施術(治療)ができないというのは、双方にとって良いこととは言えません。


いかがでしたか?

患者さんが面と向かって、「あなたは臭い」などと言ってくれることはありません。

であれば、少なくとも自分から最大限の注意を払うことが配慮になるのではないでしょうか。

来週も引き続き、「治療家の心得」を楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?