人体を支配するしくみ「人体にみる進化の痕跡」10
毎週水曜日は、Newton「人体を支配するしくみ」を、見開き2ページずつ読み進めるシリーズです。
どんなに難しい本でも、少しずつ読めば必ず理解できるはずというコンセプトなので、「人体の進化に興味はあるけど、難しそうだし面倒くさい」という方には、丁度いい内容になると思います。
僕も読んでいく中で学んでいく立場です。
ぜひ一緒に学び成長し、分かる楽しみを共有していきましょう。
直立二足歩行と骨格の進化
直立二足歩行が可能なわけ
本書によると、ヒトの進化最大の謎は「なぜヒトは二足歩行を始めたのか?」だそうです。
諸説あり、いずれももっともらしいですが、決定打となるものは未だ見つかっていないようです。
もしかすると、今後も謎のままになるかもしれませんよね。
ヒトと類人猿の骨格比較について、本書にあるものを列挙してみました。
”ひざカックン”でバランスを崩すのはロック機構のため
ヒトの膝関節は、筋肉に頼らなくても長時間立っていられるよう、足を伸ばした時に接触面が最大になるような構造になっています。
力が入っていない状態で立っている時に、膝のバランスを崩されると、カックンとなった経験はあると思いますが、それはこのロック機構のせいだそうです。
しかし、膝が未成熟な子どもの場合などは、つねに筋緊張状態で起立しているため、膝のバランスが崩れにくいそうです。
「ひざカックン」について考えたことがなかったので、とても面白い雑学を手に入れることができました。
今週も良い学びになりました。
次回(6/21予定)は、「ヒトの喉の特殊な進化」です。
来週も楽しみです。
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