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福祉って本当にこれでいいの?

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自分を見つめ直すことが、より良い福祉を実践する第一歩になる 福祉の仕事をする上で、ほんとうに大切なものってなんだろう? よかったら福祉について一緒に考えてみませんか? ht…
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2019年4月の記事一覧

福祉って本当にこれでいいの? ~「自立や成長」「知識や技術」だけが支援なのか


自分を見つめ直すことが、より良い福祉を実践する第一歩になる

福祉の仕事をする上で、ほんとうに大切なものってなんだろう?

知識、技術、利用者とのあたたかな気持ちのやりとり……。
「いい支援とは何か」を福祉業界で10年以上問い続けてきた著者が見出した、ひとつの答えとは。

「たくさんの方に支えられ、いろいろなことを学びとって、なんとか今日までやってきた、そんな私が福祉を志すあなたに何かできること

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「まえがき」 「いい支援」のために勉強は必要か?

「障害について考える」目次
https://note.mu/welfare/n/nd2adea37a86e

福祉って、本当に知識が必要なものなのだろうか。

いろいろな人と福祉や知的に障害のある人の話をすると
「資格がないと関われないのではないか」とか
「勉強しないと分からない」とか言われたりする。

多くの人が障害のある人と関わっていくには
「福祉の知識」が必要で、難しいと感じているようだった

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一章:福祉に出会う 1:福祉のきっかけ

まえがき
https://note.mu/welfare/n/n8a44a921a426

あなたは、どのような理由から「福祉」を志したのだろう。

私の場合は「学問として面白そう」という理由からだった。
やっとの思いで大学生になった私は、
将来やりたいこともなかったのだけれど、
とりあえず何か見つかるだろうと思って勉強ばかりしていた。

目的もなく勉強するというより、
ただ、したい勉強を思いっき

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2 学童:教科書通りにはいかない

一章 児童の世界
1:福祉のきっかけ
 https://note.mu/welfare/n/n9cb060be39c3

そうして福祉を本格的に学びはじめ、
講義が増えていく中で、
母親からアルバイトとして学童を紹介された。

特段子どもが好きというわけではないし、
将来的に児童関係の仕事をするというイメージもなかったけれど、

自分も
「福祉を勉強していることだし、
学童で働いてみることで、何か

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3 つまずき:怒ると叱るは違う

2 学童:教科書通りにはいかない
https://note.mu/welfare/n/n1ab915239269

そのアルバイト先の学童で、とりわけ信頼を寄せてくれた子がいた。

その子をAくんとすると、
Aくんはほかの友達と関わろうとしない子だった。

多くの子がみんなの中で遊んでいくさなか、
彼は一人でぽつんとほかの子の遊びを眺めていた。

Aくんを見たとき、「本当は友達と遊びたいのかもしれ

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4 過去回想:支援の歪みは成育歴から

3 つまずき:怒ると叱るは違う

https://note.mu/welfare/n/n016ae8da529f

親から怒られてきた、その口調が嫌だったことはさきほど述べたけれど、
ここではもう少し詳しく掘り下げて、私の成育歴的の話をしたい。

正直自分の過去はあまり思い出したくない部分もあるのだけれど、
この時期なくして今の自分はないので、
受け入れるつもりで、書いてみようと思う。

私の家族

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6 研修:子供の権利

5 進路選択:就職先に学童を選ぶ
https://note.com/welfare/n/n64c622dca7ed

学童での仕事を通じて、
気づけば私は十年後を見据えていた。

「これから先、
 私たちが支援した子どもはどのような大人になっていくだろう」とか、
「今、自分に何が伝えられるだろう」とか、
「どのような関わり方が必要だろう」とか。
そいうことを考えてばかりいた。

私が関わる子どもた

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二章 児童福祉から障害福祉へ 1 再始動:学生時代の問題意識を抱えて

6 研修:子供の権利
https://note.mu/welfare/n/n5f66c1e574c5

二章 児童福祉から障害福祉へ

1 再始動:学生時代の問題意識を抱えて

障害者と聞いてあなたならどのような印象を持つだろうか

私の場合は率直に言うと
「何をするか分からない人」
「何を考えてるか分からない怖い人」
「考えることが苦手な人」
という印象で、否定的に見ていた。

それでも、
私は

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ⅰ 家出をする

二章:障害の世界 1:福祉の横断
https://note.mu/welfare/n/n4d90d9bc54ad

問題行動。その背景。心の動き。
それはどれほど関わろうとも簡単に変わるものではなかった。
自分の支援を責めても何もならないし、利用者を叱責しても、意味がない。どのように生活環境を設定して(枠を作る、という言い方をする)
その行いの重さを伝えていくのか。

知的に障害がある以上、
利用

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ⅱ 買い物をする

ⅰ 家出をする
https://note.mu/welfare/n/nbc1fdb793c04

知的に障害があるとしても、彼らは成長する。

いろいろな人と話していて、障害とは成長しない、
というイメージを多くの人が持っているように感じて、
「障害」について改めて考えたい。

たとえば年齢が四十歳。
三桁の足し算ができない。
とする。

ここでは、三桁の計算を学ぶのは、小学三年生くらいだと仮定す

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3 「自立」と「幸せ」

ⅱ 買い物をする
https://note.mu/welfare/n/n8f30808df26d

支援者が利用者を支援しようとしたとき、
どうすれば今の生活がよりよくなるかを考える。

あるいは、
どうすれば状態をなるべく維持できるかを考える。

過度に支援に取り組むあまりに、
その努力が悪影響を生んでしまうことがある。

たとえばこのような場合を考えてみる。

利用者に熱い想いを持って入社した

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