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記事執筆の最難関は「何を書くか」を決めること
記事を書くにあたって最も大切なのは「何を書くか」を決めることだと思います。記事のテーマ設定。言い方を変えれば、「何を書くか」さえ決まってしまえば、比較的スムーズに記事を書ける印象があります。
「何を書くか」を決めるのは、簡単な時もあれば、難しい時もあります。時と場合によって様々。なかなか自分でコントロールできなくて、方法を模索しているところです。
「何を書くか」が決まっていると書きやすい
私が参加している共同マガジン「自分と向き合う文章術」では、共同執筆者の”トホホな男の自由作文さん”との往復書簡的なスタイルで記事を書くことがあります。
つまり、“トホホな男の自由作文さん“が投稿してくださった記事に対する反応を、新しい記事にするというスタイルです。
このスタイルはとても書きやすいです。
なぜならば、「何を書くか」が決まっているから。
コメントとして書くような内容を書いているような感覚です。
それならば、コメントで良いのではないか?とも思われるかもしれませんが、あえて記事にしてみるのも面白いものです。
記事と記事の相互作用。
記事から受けたインスピレーションを言葉にしていくことで、また新しい気づきを生み出すことができるのではないか。
その循環でクリエイトの渦が拡がっていくことを想像するとワクワクします。
ちなみに、noteのコメントには文字数制限があるようです。
つい書きたいことが溢れて書いていったら「comment_too_long」とエラーが出たことがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648455022007-FInT9tri5a.jpg?width=800)
核心となる「言葉」を見つける
以下の図は、「文章」を書く過程についての個人的なイメージをまとめたものです。
「何を書くか」を決めることを最難関と捉える私にとっては、図の左半分、「書く前」の段階の重要性が高いです。
ここさえクリアしてしまえば、あとは書き続けるのみ!
![](https://assets.st-note.com/img/1648455055970-qpFWvWbjio.jpg?width=800)
さて、「何を書くか」を決めることは、記事のテーマを決めることでもあります。
もう少し表現を変えるならば、記事の核心となる「言葉」を決めることです。
「何を書くか」が思い浮かんだとしても、それが抽象的なイメージのままでは思考が発展していきません。
(何を書くか)というイメージを言語化することが必要です。
大切なのは、「書きたいこと」の中核を「言葉」で表現することです。
“トホホな男の自由作文“さんの以下の記事では、文章を書く際に「象徴となる名詞」を決めるまでの思考過程が見事に表現されています。
紹介されている書籍は「短歌入門」ですが、確かに長文の記事を書くにあたっても詩歌の考え方には参考にできることがあります。
字数の制限がある短歌や俳句では、
象徴となる名詞を一つ見つけることが大切である。
そして、この考え方は字数の制限がない散文にも通じるものがあります。
散文でもその文章で伝えるメッセージを絞る重要性は認められている。
よって、散文でもそのメッセージを反映した名詞、メタファーとしての名詞を一つ決めることは有用である。
象徴となる名詞を決めることで、文章がブレにくくなりますし、同時に書き手としても文章を書きやすくなります。
マインドマップの中心を決める
例えば、最近、私はマインドマップを活用して記事を書くことがあります。
最近の記事で使ったマインドマップを以下に掲載します。
![](https://assets.st-note.com/img/1648455876123-Tcc359oVUb.png?width=800)
これは「執筆環境」の構成要素を書き出したものです。
マインドマップの内容については、今回の記事と無関係ですので、内容が気になる方は「執筆環境」に関するこちらの記事をご覧くださいませ。
マインドマップは、アイデアを拡げたり整理する際に有用なツールであるとされます。
ただ、実際に使ってみて感じたのは、中心のキーワードを決めるのが難しいということです。
上の図では、「執筆環境」というキーワード。
木のような形のマインドマップで、幹にあたる部分です。
これさえ決まれば、連想ゲームのように枝が伸びていくのですが、幹の部分はまっさらな状態から考えなければなりません。
いわゆる「0から1」にする段階でしょうか。
(実際には完全なゼロからではなく、何らかの知識や経験から発想しているのだと思います。)
「何を書くか」というアイデア
「何を書くか」を決める段階ではアイデアが求められているのだと考えています。
いかにアイデアを生み出せるか。
手元にある「情報」(知識だけでなく個人的経験も含む)からアイデアを育てられるか。
たとえ、すべてのクリエイターさんが意識していなくとも、noteに投稿される記事の源にはアイデアがあると思っています。
私が記事を書けないときは、アイデアが足りないとき。
そう考えて、発想法に関する書籍を読み漁ったり、アイデアの素となる情報収集に励んでおります。
最近読んだオススメの書籍を以下に掲載します。
関心がありましたら、ぜひお手に取ってみて下さい。
アイデアの大切さ
文章とは道具。
文章を書くことは、文章で書くこと。
文章を書くにあたって、文法や語彙を意識することはもちろん大切です。
しかし、文章とは、あくまで「伝えたいこと」を伝えるための「道具」であると捉えるならば、テクニカルなことよりも「伝えたいこと」こそが大切だと思えます。
喩えるならば、言葉はラッピング。
人から贈り物を受け取ったとき、美しくラッピングされていたら嬉しいものです。そういう意味では、美しい文章表現にも意義を感じます。
しかし、それと同等に、あるいはそれ以上に、中身が大事。
その中身をつくるものこそ、アイデアなのだと思います。
「発想」とはAIには出来ない、人間独自の営み。
それゆえに、発想するための経験論はあっても、誰でも使える絶対的な方法論は存在しません。
大変。だからこそ、面白い。楽しんでいきたい!
サポートは、チップのようなものだと捉えています。私も「嬉しい」「心地よい」「勉強になった」など、プラスの気持ちになった時には積極的にサポートを送らせて頂きます。温かい気持ちが繋がっていきますように!