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≪目次≫「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス
2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何を失ったのか。現地の専門家たちから見た「真実」。それを踏まえた日本の「針路」とは。
[PART-1]
いずれ色褪せる一帯一路 中国共産党“宣伝戦略”の本質
https://note.com/wedge_op/n/n483
いずれ色褪せる一帯一路 中国共産党“宣伝戦略”の本質|【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス[PART-1]
高原明生(東京大学公共政策大学院教授)
中国共産党のソフトパワーの源泉は、魅力的な概念を発明することにある。われわれはそれに幻惑されてはならないが、その力を侮ってもならない。
習近平国家主席の権威と権力のシンボル「一帯一路」(KYODO NEWS/GETTYIMAGES)
レトリックはともかく、実際のところ中国外交にとって一番重要なのは対米関係の安定だ。安全保障上も経済上も、唯一の超大国を
重み増すアフリカの対中債務 真の支援 日本ならできる|【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス[PART-8]
吉澤 啓(国際協力機構〔JICA〕アフリカ部計画・TICAD推進課 専任参事〔TICAD・開発政策分析担当〕)
2017年、アフリカ東部のケニアの内陸にある首都ナイロビと港湾都市モンバサ間の約480㌔メートルを結ぶ「モンバサ・ナイロビ鉄道」が開通した。建設にあたっては、総工費約37億㌦のうち9割弱(32億3300万㌦)を中国輸出入銀行(輸銀)が融資した。ケニアにとって、鉄道の更新は悲願だった。
変わるEUの中国観 仏日・欧日はもっと手を組める|【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス[PART-9]
マチュー・デュシャテル(モンテーニュ研究所 アジアプログラム・ディレクター)
欧州連合(EU)と中国の相互接続(コネクティビティ)は現在、新型コロナウイルス感染症により大きな打撃を受けている。米調査会社ロジウム・グループによると、2019年に134億㌦だった中国による欧州への直接投資は、20年には44%減少して75億㌦まで落ち込んだ。では、今後の欧中関係はどうなるのだろうか。
イタリアとフラ