好きな戦隊ヒーロー part3 救急戦隊ゴーゴーファイブ
カクレンジャー、メガレンジャー
そして好きなのはゴーゴーファイブです。
ゴーゴーファイブだけは、リアルタイムで観ていた記憶があり、まさに世代に直撃するヒーローでした。
誰もが1度は実在を願う戦隊
1999~2000年に放送していたスーパー戦隊シリーズの第23作目です。
敵組織・災魔一族は様々な災害や天変地異を引き起こし、歴代の戦隊のなかでも破壊活動が顕著です。
火山を刺激して噴火をさせたり、猛毒のカビが発生したり、惑星を衝突させようとしたり、コンピューターウイルスによって変身や発進が出来なかったり。
どうやったら倒せるんだという難敵も多いのが特徴です。たまにものすごいポンコツな怪人も出ます。
相当に手を焼かせてくれる一般人も多いです(爆笑)
まず10年ぶりに再会したと思えば、勝手に子どもたちの職場に退職届を出してゴーゴーファイブにしちゃう親父。その後も、めちゃくちゃワガママなお姉さん3人組とか、マトイを振り回す女の子、怪人に1億円を要求する泥棒に銀行強盗、怪人と入れ替わってしまう消防庁の総監のお嬢さん・・・。
その困った一般人の筆頭が、三男ショウの学生時代の先輩・京子さん。
「6人目のゴーゴーファイブ」としてメンバー加入を希望していて、それが一応叶えられるような番外編が制作されました。この京子さんを演じるのは、エヴァンゲリオンのアスカ役などで有名な声優、宮村優子さんです。
準レギュラーとしてかなりの頻度で本編に登場します。
「あんたバカァ!?」ってちゃんと言ってくれます。
救助活動に特化した武器の使用や演出が多く、敵の攻撃の被害に遭った街の人を守ったり、助け出したりします。
レスキュー隊員、消防士、消防ヘリのパイロット、警察官、救急救命士と、もともと街の人を守る公務員として働いていたタツミ5兄妹が、ゴーゴーファイブとして変身をします。
災害を経験したことのある人なら、
誰もが1度は「ゴーゴーファイブが実在していれば…」と思います。
何度か大地震を経験したからこそ、そう思います。
困っている人を救い出す気持ちが強いヒーロー。
ある意味、一番正しいヒーローかもしれません。
ロボの使い分け
敵の種類や戦う場所などによって、使用するロボが使い分けられています。
物語後半になると、3体くらいで一斉に攻撃しますが、相性を考えてロボットが選ばれます。
1号ロボのビクトリーロボは剣を使用し、マイナスエネルギー(巨大戦では死霊として復活するという設定)を用いた怪人に有効です。
合体前はハシゴが出たり放水ができたり、救助活動ができる工夫がされています。
2号ロボのグランドライナーはミサイルやガトリングガンをボンボン出す高火力型です。ビクトリーロボでは倒せない性質を持つ怪人に有効…らしいのですが、その辺は曖昧でした。
3号ロボのビクトリーマーズは、太陽の近くや水中など他のロボでは戦えない環境下でも活動ができ、高耐久型です。槍を使い、太陽に怪人を投げ捨てたこともあります。
マックスビクトリーロボは、ビクトリーロボと自動操縦のライナーボーイの合体です。ライナーボーイのパーツを鎧のように身に着けたビクトリーロボみたいな見た目で、火力、耐久、機動力全てに優れ、怪人からの攻撃を吸収して、全身の武器で反撃します。
家族対決
敵組織の幹部たちも家族、兄妹となっています。
母である大魔女グランディーヌの復活を待ちながら、毎週1体ずつ、自分たちの配下を刺客に送ります。
来週の怪人に能力を引き継がせていき、1度受けた攻撃を無効化にする「無限連鎖カード」の登場や、「毎週1体ずつ怪人を送っても勝てない」と気づいて特別強い怪人3体を一度に送り出したこともあります。
ジルフィーザ、コボルダ、サラマンデス、ディーナスの四兄弟に加えて、更に巨大化の役割を持つ執事のピエール。
ピエールはギャグ要員で「打倒!ゴーゴーファイブ!」と書かれた絵馬を持って、「あけましておめでとう!ゴーゴーファイブの諸君!」と言ってみたり。
まぁ・・・カーレンジャーにいそうな怪人ですが、巨大化させる役割があるためか、そこまで邪険にもされず、大事にされてます。
一般怪人にも慕われているみたいですね。
最初は長男ジルフィーザが指揮を執っていました。
賢くも強力な怪人であり、物語終盤では生き返りますが「ゴーレッド、お前は良い家族を持ったな」的なことを言い、弟や妹の幸せを願います。
三男サラマンデスはジルフィーザが敗れた後に成人しますが、兄や姉である次男コボルダや長女ディーナスとは不仲でチームワークが取れません。失敗ばかりで、母親に愛想を尽かれてしまいます。
もっとも、母にとってはどれだけ頑張っても捨て駒くらいにしか思われてなかったのですが…。
一方で、戦いを経て元々仲の良かったタツミ兄妹は、更に仲が良くなり、勝利を重ねていきます。
父は当初は信用されていませんでしたが、少しずつ慕われるようになり、兄妹は行方不明の母の生存を信じて戦い続けます。
長男マトイも、熱血な性格が祟って弟や妹に煙たがられることも多いものの、マトイだけが無事で1人で敵を倒したり、弟を助けたり、矢沢永吉の歌を歌って励ますなど、リーダーや長男としての責任を果たします。
最終回では、行方不明になっていた母親が発見され、四男ダイモンと長女マツリが電話をします。母の無事を知った5人は兄妹と両親、家族の絆をフルに感じ、最後の戦いに臨みます。
父が最後の手段に作ったという黒いマックスビクトリーロボの出力を際限なく増幅させ、暴走するジルフィーザとサラマンデスを一撃で倒します。
就活の頃に観て、人を救う仕事を選びました
ゴーゴーファイブは子どもの頃と、大学3年生の秋から冬ぐらいに観ていました。というかこの頃にカクレンジャーからタイムレンジャーまで90年代後半の戦隊ヒーローを観ていました。
観ないで就活ガチればよかった気もしますが・・・。
現実に災魔はいません。
しかし、人生の災害とも言えるトラブルは多いです。
とても自分では解決できないようこともあります。
「困っている人を助ける仕事がしたいな」
ゴーゴーファイブを観て、正義の味方ともいえる士業、法律の専門家という職業を、改めて目指すことにしたのです。
法学部の学生でしたが、在学中はほとんど目指しておらず諦めてしまっていたのです。たぶん不動産の営業とか地銀の銀行員とかその辺で、どうせ社畜だろと思っていました。
その社畜になれれば上出来という現在なのですが。
自分の性格や能力が専門職や総務人事など、新卒には珍しい職種や業種の適性が極めて高く、新卒らしい営業などには全く向かないという適性検査と、就活で散々な結果を受けたのも大きいです。
一時は再び学生に戻って、法科大学院に進み、士業の中でも最強とされる弁護士になることも考えるほどでした。結局そこまでは行けなかったものの、失業を機に、親の仇である行政書士試験に挑み、プロになりました。
それくらいに強く影響を受けた作品でした。
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