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自分がおじいちゃんになった時、孫世代に「おじいちゃんたちの時代ってみんなバカだったんだね」と言われそうなことなんだろう、と考える

今日の記事は、いつもみたいに僕の思想を発信するのではなくて、ちょっと妄想してみようと思います。

いまから数十年後、自分の孫と話しているとしましょう。その時に、「おじいちゃんの時代って大変だったんだねとか、おじいちゃんの時代ってみんなバカだったんだねと言われそうなこと、何かあると思いますか?

僕は、たくさんあると思います。例えば、サラリーマンの労働時間がずっと8×5=40時間(以上)より短くならないとか、年上のほうが絶対的に偉いとか、努力すればなんとかなるとか、そういう事実とか考え方です。読者の皆さんにも、何か「おかしいじゃね?」と思うことが当然あるでしょう。

「現在」を生きる我々は、過去の人々より進歩した存在で、歴史の最前線を歩んでいると信じているかもしれない。けれども、未来の世代からすれば、我々は過去に生きている。そして彼らからすれば、我々のほとんどは歴史的事象に不可避的に巻き込まれる大衆なのだろう。

いまの僕たちの視点から見れば、「こいつらバカだな~」と思う歴史的出来事がたくさんあったと思います。でも、いまも「バカなこと」があるのではないでしょうか。改善する必要がある、ひどい場合には根本的に無化しなければならない事実や考え方があるのではないでしょうか。

僕たち人類の歴史の歩みというものは、ヒトが絶滅しない限り、止まることはありません。僕たちは現在に安住することなく、未来の世代のために尽力するという責務を負っているんじゃないか?と僕は思っています。

悲しいけれど、僕たち一般人は歴史の教科書に一ミリも載らないで消えてしまうのでしょうね。それでも、各人が他者へと何か貢献しようとした事実は決して揺るがないのです。


おまけ

人間には、現状維持バイアスがあると心理学では言われています。現状維持バイアスとは、大きな変化や未知のものを避けて現状に留まっていたいという心情のことです。

個人的に、このバイアス(偏見)はみんな持っていると思うんです。なぜなら、現在自分がやっていること・考えていることはなんだかんだイイことだと正当化したがるのが、人間の性だと思うからです。

特に、ずっとやってきたからとか、元からそうなっていたとか、そういう説教臭いおじさんには、こういう認知的なバイアスがかかっているのでしょう。


思考の材料

大学の心理学の講義

歴史の学習

ゆうせい荘(YouTuber)



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