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#16 思いがけないトラップ

●登場人物
わたし・・・アラサー業界人。隣席の同僚によるマリハラに耐える女。
Nくん・・・わたしと同じ出身地/インストラクター
 
ティンダー・・・ヤリモクが9割を占める使い方によっては下品なアプリ。
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マッチングアプリ中毒のわたしは、年末年始も抜かりなくスワイプをしていた。
そこでマッチしたのがNくんだ。
 
わたしと同じく帰省組で、普段は東京にいるという。
地元では予定が合わず、年明けに会うことになった。
 
仕事が長引き、待ち合わせに少し遅れることを伝えると、
“安心してください、僕は10分遅れます😊”
と、呑気な返事。
遅れることが分かった時点で連絡してこいや。
 
待ち合わせでは若干イラついたものの、喋ってみると楽しく、地元トークで盛り上がった。
そしてポケモン好きのNくんは、いきなり『ポケモン自己分析』というサイトを送ってきた。
自分が何のポケモン要素を持っているかの診断ができるという。
 
次々に質問に答えていき、わたしの前に現れたポケモンは【カイリキー】。
名前の通り、見た目も厳ついポケモンだ。
Nくんはメタモンだっただけに、カイリキーがさらに強そうに映える。
 
Nくんには「女性では見たことないけど、そういう人もいるよ!」という意味がわからんフォローをもらった。
見たことないじゃないか。
なんだこのトラップ。
 
カイリキーだったことへの納得感と、絶妙な羞恥。
これを読んだ皆さんも、診断系には気をつけて取り組むように。

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