出会い系サイトで世界的大成功した2人の共通点
ワタナベさんです。
【自分ブランドを作るだけで人生が変わる】
をテーマに、ホテルマン時代に300人以上の億万長者のお客様から教わったブランディングをデータ化し、集客法に体系化して10,000人以上の店舗経営者や個人事業主に提供しています。
巨大動画共有プラットフォームとなり、世界中の人が日々見ているYouTube。
実は最初は、全然違うサービスだったことを知ってますか?
YouTubeが最初に登場したのは、2005年です。
共同創業者のスティーブ・チェンは、動画に可能性があることを見出していましたが、当初は出会い系サービスにしようとしてました。
オンラインデートが生まれようとしていた時期で、ユーザーが自分と理想のパートナーについて話す映像をアップロードする場所にする予定でした。
その時のスローガンが
『Tune In,Hook Up』
というものです。
日本語での意味としては
『チャンネルを合わせて相手を見つけよう』
というものです。
しかし、このアイデアは大失敗でした。
サイトに映像をアップロードする人が、全然いなかったのです。
共同創業者たちは、ユーザーを増やすために、登録してくれた女性に20ドルを渡すと、他の出会い系サイトに投稿するほどでした。
すると、何人かのユーザーが、動画をアップするようになりました。
しかし、その動画はデートのためではなく、自分たちの休暇のビデオやペット動画など、狙っていたものとは全然違うものでした。
そこに創業者たちは目をつけました!!
YouTubeをユーザーの好きに、使ってもらうようにしたのです。
すると、ユーザーが色々な動画をアップロードするようになりました。
これが、今のYouTubeの原型になりました。
そして、2006年にはGoogleが、16億5000万円ドルで買収をしました。
サービス立ち上げからわずか1年ほどで、巨額の売却益を創業者たちは得ることが出来たのです。
出会い系サイトというと、Facebookも同じです。
Facebookはマークザッカーバーグが、もともとアイビーリーグというハーバード大学を起点とした、9つの優秀な大学生同士が繋がるための招待制のSNSでした。
SNSで顔をたくさん見れるから、Facebookという名前だったわけですね。
そこから他の大学の人たちも、自分たちも参加したいと広がっていき、やがて誰でもが使えるようになり今に至るというわけですね。
実名性を採用したのもその名残なわけです。
でも最初は女性と出会いたいから始めた、ということを考えたら当初とは違ったわけです。
ベンチャー企業やスタートアップ企業が、最初に始めたアイデアやサービスが、必ずしも大当たりするとは限りません。
試しにリリースしてみて、ユーザーの動きや反応を見ながら、改良したり大転換したりすることはあります。
私の周りの億万長者たちも、過去に色々な事業やサービスを立ち上げたけど失敗。
でもそれがきっかけで形を変え、結局成功したという話はたくさんあります。
とあるブラックカードを30代の時から3枚も持っていた社長は、20歳からネットワークビジネスをやっていたが、その会社が潰れたそうです。
しかし商品を愛している人がたくさんいたので、そのネットワークビジネスの会社を買収し、問屋さんとして再編してその後大手通販に商品が降りるまでになりました。
身近なところでYouTube繋がりで言うと、これは事業や商品サービスだけに限らず、YouTubeチャンネルや動画にも当てはまる話です。
最初に想定していたチャンネル企画や、動画企画ではないものが、以外にもバズったりすることがあるわけです。
最終的にヒットさせることができれば良いですが、勿論そのまま続けても伸びないことが続くこともあります。
ほとんどの人がそれで失敗したと思って、やっぱりYouTubeなんてめんどくさい、自分には無理だ辞めたとなるわけです。
これはYouTubeに限らず、ビジネスでもダイエットや勉強などなど日常生活など、すべての成功を目指すというところでよくある光景ですよね。
多くの人は、これで成功しよう!と思って何かを始めたときにその形で成功しなければならないと思いがちな人が多いです。
そこでなんのズレが生まれているかというと、成功を目指すのは例えばビジネスであればこんな生活をしたいとかこんなところに住めるようになりたいとか、そういうことを目標に始めることが多いはずです。
そのためにこれで頑張ろう、ということを決めるはずですが、このこれで頑張るということが違う時点でもう失敗と捉えたり、マシな人でもそれに固執して一生続けたりという人が多いわけですね。
ですがそれじゃなくても、最初に目指したライフスタイルや生活が叶えば成功なはずですよね?
いつしかこの目的と手段がごっちゃになって、手段が目的になってしまう人が意外と多いです。
その原因が最初にこれで成功しようと思った、これが上手くいかなかったらもう失敗と思う人が多いからですね。
しかし最初に決めた形や手段で、最後まで成功することの方が少ないのは、YouTubeやFacebookの事例を見たら、わかりやすいのではないでしょうか?
それを失敗と思うことが失敗の始まり、みたいなことかもしれませんね。