見出し画像

時計がない。ケンカもない。天狗は大きい。(家族移住体験:群馬県沼田市#2)

朝風呂から一日がスタート

ストーブを切って寝て起きた朝。やはり冷える。

でも、今日は早起きをしてみんなが寝ているうちに朝風呂に入ろうと決めていた。
正月以降、仕事はそんなに忙しくないものの何故かバタついていて、ゆっくりお風呂に入ることはなかったように思う。
贅沢気分を味わいたくて珍しく早起きをしたところ、むくむくと次々に起き出す夫と子どもたち。
ひとりで贅沢を味わおうとした時に限って必ずこうなるのでそろそろ慣れようと思う。

窓まで開けて全力で満喫している

今日の朝食。そして掘りごたつでリモートワーク

朝一番にお風呂で温まった後は、夫と娘が朝ごはんの準備に。
今回の滞在でも自分のバッグにしっかりエプロンを詰めてきた娘はもはや即戦力。

いそいそと大葉を探す娘
わくわく

私が朝一のオンラインミーティングの準備をしている間に、夫と娘でパパっと焼きおにぎりと昨日の残りのだんご汁を用意してくれた。

温まった!

今日はキッチン前のカウンターではなく、掘りごたつで仕事をすることにする。
コワーキングスペースも近くにあるようなのだが、家の中がこんなにも暖かく快適だとなかなか出れない。

眠気がすごい

掘りごたつは眠くなるものの、おいそれと寝せはしてくれない。
寝ようと試みてもどうしても「堀り」の部分が邪魔をして、レスラーブリッジ的な感じで寝るしかなくなるのだ。
つまり寝れない。

(しかし冬にリモートワークをする上では、掘りごたつのこの暖かくも寝せないこの仕組みは大きなメリットと言える気がしてきた)

今日は私がミーティング続き。
その間夫と子どもは直売所にフルーツを買いに行ったり、近くの道の駅の広場に行って雪に触れたり、沼田を散策しに行くようだ。

沼田市名産のりんご
大きくて甘いいちごも
ただただじーっと山を見ていたとのこと
続いて、ただただじーっと下の景色を見ていたとのこと

沼田駅付近には天狗や凍った水たまりや味噌まんじゅうがあった

お昼は、フレンチトーストを。
外出や外食を少し控えている分、家で喫茶店気分を味わう。

喫茶店気分にしてくれるフレンチトースト(夫作)
この場所でランチするのが子どもたちのお気に入り

午後は引き続き私はミーティングで、夫は確定申告を進めた後に子どもたちとお散歩に。

仕事がひと段落したのは15時くらい。
私も合流して、沼田駅付近をみんなで散歩する。

駅付近の街なか天狗プラザで大天狗に驚く。

ガラス越しなのだが、すごい迫力
こんくらい大きい

こんなところにも天狗が!

奉仕への道か…骨身に染みる

また、道で会う方がすれ違う際にお付き合いのあるご近所さんのような感じで会釈してくれることも印象的だった。
私も自分から会釈してみる。

ここに住んだらこんな感じなのかな、とあたたかい気持ちになる。

駅前には凍っている水たまりがいくつかあり、子どもたちは「スケートみたいだね」とはしゃいでいた。

このあと楽しんでいたこの子たちに悲劇が起こる

あまりにも楽しそうにはしゃぐので、私も氷に乗ってみたところ片足を踏み入れただけでミシミシと割れた。
他の氷でも試したがことごとく粉砕。

私が乗るたびにテンションだだ落ちの子どもたちへのお詫びに、沼田名物味噌まんじゅうを購入し帰宅。

渋くてカッコいいお店

うそーーんな食感「焼味噌まんじゅう」と夜

テリテリでほかほかで香ばしい匂い

この焼味噌まんじゅうが、まさかの食感・・・!
なんと、ふわふわのパンみたいな感じなのだ。
確かに持った時に想像より軽かった。
「うそーーん」なんて、声に出して言うことは生涯無いと思っていたが、これは言わざるをえなかった。

これはぜひ沼田に行かれた際は食べてみてほしい。

夜は、豚バラポン酢炒めと、チーズとトマトのサラダ、そしてお味噌汁と、直売所で買ったいちごを。(あと、お菓子)

時計がなければけんかもないかもなぁ

沼田に来て、当たり前だが
目覚めた時に最初に目に入る景色が違う。
雪が降っているし寒さが違うし
スーパーも違うし食材も少し違う。

そして仕事はなんやかんやで夜までやってしまうし、
子どもたちはすぐ調子に乗って怒られるなど
違わないことも沢山ある。

また、家の中の時計が電池が切れてしまったのか動いていないのだが、これがなんかこの滞在ではすごく良いことのような気がしている。

今何時かということは意外と全く気にならず、かといってソワソワすることもないのだ。
何となくお腹がすいたからお昼頃なんだろうとか、暗くなってきたから夕方なんだろうとか、そろそろ寝ようかとか思った時に携帯で時間を確認すると、大体いつもそうしている時間と合っている。

そう思うと、時間を気にして過ごしても時間を気にせずに過ごしても、結局は同じくらいの時間がかかっているんだなと思ったり。

時間を守ってよ、など、時間の使い方で言い合いすることが比較的多い我が家にとっては、時計があった方がけんかになりやすいのかもと思ったり。
時間は有限なのだけど、一分一秒などのことでギスギスすることもないよな、と思えてきた。

とにかくこの滞在では、仕事の約束以外では時間をあまり気にせずに過ごしてみたい。

ちょっと不思議な非日常な日常はまだまだ続く。

この記事が参加している募集

#リモートワークの日常

9,742件

#やってみた

37,096件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?