マガジンのカバー画像

フリーランス妻と主夫ののんきな毎日

56
そこまで稼いでいないフリーランス妻と、そこまで家事が得意じゃないのに突然主夫になった夫。 不安定な生活をほどよく楽しむのんきな夫婦の、ありっちゃありな毎日(くだらない大喧嘩含む)…
運営しているクリエイター

2021年12月の記事一覧

この道は私にとってのまっすぐだ

この道は私にとってのまっすぐだ

今年一年を振り返って反省することは特に何もないのだが、
心のどこかで「こんな風に生きていて申し訳ない」と唯一後ろめたく思っていたのは父母に対してだ。

あんなに一生懸命育て、与えてくれたのに、期待を裏切ってしまってごめんねと思っていた。
未だに心配しかかけていないだろうことに申し訳なく思っていたのだ。

8月だったと思う。
「楽しそうに生きているね」と言う父に「ごめんね」と謝った。

「何を謝って

もっとみる
寂しいだけじゃ全くない。楽しかったね、だけでも終わらない。そんな滞在だった。(家族移住体験:鹿嶋市#6完結)

寂しいだけじゃ全くない。楽しかったね、だけでも終わらない。そんな滞在だった。(家族移住体験:鹿嶋市#6完結)

滞在最後の夜千葉に帰る前日の夜。
すーちゃんが、
「明日の午前中、もしよければどこか案内しますよ」
と提案してくれた。

「まだ帰りたくない」「すーちゃんも流山においでよ」とジメジメする娘の粘りが効いたのか、午前中をあけてくれたようだ。

色々考えた結果、東西南北に位置する鹿島神宮の4つの一之鳥居をすーちゃんの案内で巡らせてもらうことに。
ずっとすーちゃんと遊びたかった娘と息子は、ドキドキしてなか

もっとみる
特別な観光地じゃないことが、暮らす旅を楽しくさせているのかもしれない(家族移住体験:鹿嶋市#5)

特別な観光地じゃないことが、暮らす旅を楽しくさせているのかもしれない(家族移住体験:鹿嶋市#5)

今日は朝陽よりも早く起きる。

ほっとした朝食連日の屋外でのリモートワークはなかなか体力を使うようで、体が少々疲れている感じがする。
少し遅れて起きてきた夫がホットケーキを作りはじめる。

この滞在中は鹿嶋市で買った地元の食材で朝ごはんをつくろう!と言っていたけれど、これは紛れもなく流山から持ち込んだホットケーキミックスだ。

夫のこういうところにいつもほっとする。
私も自分で決めたルールに苦しく

もっとみる
「お母さん、神さまのお腹の中にいるみたいだね」と娘が言う。(家族移住体験:鹿嶋市#4)

「お母さん、神さまのお腹の中にいるみたいだね」と娘が言う。(家族移住体験:鹿嶋市#4)

やはり障子から射し込む朝陽で目を覚ます。これは滞在中ずっと続くんだろう。
千葉の我が家の寝室は強力な遮光カーテンだ。
どれだけ遮光してくれるかにこだわったのは私だが、この生活をしてみて、あんなにこだわらなくてもよかったのかも、と思う。

今日の朝食エプロンを身につけ、一から餃子でも作っちゃうんじゃないか、みたいな十分に気合いの入った表情の夫がつくる今日の朝ごはんは、卵かけご飯とお味噌汁と梅干とキム

もっとみる
鹿嶋よ、何故この魅力をひた隠しにしているんだ(家族移住体験:鹿嶋市#3)

鹿嶋よ、何故この魅力をひた隠しにしているんだ(家族移住体験:鹿嶋市#3)

アラームでは起きないが朝陽では起きる
障子から朝陽が差し込んできて、自然に目が覚めた。
いつもはアラームを15分おきに設定してもなかなか起きれないのに不思議。

子どもたちはぐっすり眠っている。

その間に夫は朝食づくり。
写真を撮ることを想定してか、気合が入っている・・・!

すぐ隣を走るディーゼル機関車の音で、子どもたちものそのそ起きてきた。
仕事に向かうすーちゃん(住み込みの管理人さん)に「

もっとみる
鹿嶋市はやはりグイグイこないけど逆にグイグイいきたくなる(家族移住体験:鹿嶋市#2)

鹿嶋市はやはりグイグイこないけど逆にグイグイいきたくなる(家族移住体験:鹿嶋市#2)

鹿嶋市役所の職員さんとお別れをした後は、
家族4人で早速職員さんおすすめのコミュニティストアMIZUNOへ。

コミュニティストアMIZUNOと、車の鍵をなくした夫
大きな鹿島灘はまぐりや、立派過ぎる鹿嶋だこ。
銚子港直送のニベというお魚がお一人様10匹までは1匹10円。(11匹以降も30円)
同じく銚子港直送のムシガレイがお一人様10枚までは1匹1円。(11枚目以降も30円)
野菜もちょっとびっ

もっとみる
鹿嶋市は決してグイグイこない。(家族移住体験:鹿嶋市#1)

鹿嶋市は決してグイグイこない。(家族移住体験:鹿嶋市#1)

「暮らす旅」と銘打って、最初の地として何となく選んだ茨城県鹿嶋市を滞在一日目にして好きになっている。
本日は反省もかねて準備から振り返りたい。

「クリスマス前に夜逃げでもするんか」と思うほどの荷物は、インドア派だからだろうか
約一週間の滞在のために準備にかかった時間は約3時間。
夫は4人分の基本的な荷物を、娘は自分のお手伝い用のエプロンを、息子は車のおもちゃをせっせとバッグに詰め込んでいる。

もっとみる
帰れる場所を増やすような、働き、暮らす旅を家族でしてみる(仮)

帰れる場所を増やすような、働き、暮らす旅を家族でしてみる(仮)

今年に入って、移住やライフスタイルについてのトークイベントに呼んでもらう機会が増えた。

それは、誰かが心地よく住んでいる地域や大切にしている暮らしについて教えてもらえる機会でもあって、話を聞くほどに「本当にそんなことできちゃうの?」とゲストの話す暮らしに自分を重ねて疑似体験をしては、「うわーすごーー」とドキドキする機会だった。
(特にイノシシを捕まえて自分たちで捌き食すという話は、素手では蟻もま

もっとみる