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332*まかせるのもリーダーシップ

松下幸之助さんの『指導者の条件』より。

"指導者は自分の力より人の力を使うことが大切である"

いわゆる「任せて任せず」ということ。

どんなに有能な人でも、一人の力だけでは限りがあります。しかし、そうした人ほど、責任感も人一倍強く、一人で何でもこなそうとしていまいがちです。

私のように、要領が悪いゆえに抱え込んで一杯一杯になるような人もいますが…

松下さん曰く、人間はある程度責任を与えられて仕事を任されると、多くの場合はその責任を果たすために自分なりの創意工夫をするものです。

だからリーダーは、大綱をしっかりつかんだ上で、基本的な方針を示して、あとは他の人びとに責任と権限を与えて自由にやらせるほうが望ましいのだと言います。

それぞれの人の知恵が自由に発揮されることで、全体としてノウハウも積み重なり、仕事の成果にも繋がります。

「任せて任せず」という言葉通り、単に責任や仕事を丸投げするのではなく、肝心なところは自分が責任をもち、部下やメンバーの成果を引き出すことこそ、本当の意味でのリーダーシップということですね。


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