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316*『キングダム』で描かれるリーダーたち

先日、『キングダム』の映画を観てきました。

原作や前回までの映画を観ていなくて、何となくあらすじやキャストを見ただけの状態で観に行きましたが、前半20分くらいで心を掴まれました。。。

感想を並べると切りがないので、今回のnoteのテーマに入ります。
※極力ネタバレしないようにしますが、ネタバレになってしまったらすみません。

本作には、主人公の信を始め、様々なリーダーたちが登場します。彼らの将としての強さや信念、人としての弱さや葛藤が要所要所に描かれます。

その中で私が特に感じたのは、「本当の意味でのリーダーとはどんな存在か」ということ。

腕っぷしの強さだけでは、人を束ねるリーダーにはなれません。血筋や頭の良さだけでも、戦から国を守る君主にはなれません。力で抑えつけようとすれば、必ず内側から反発が起こります。

自分一人が成果を上げればいい。そういう考えの人に、リーダーは務まらない。組織として成果を出せて、初めて人はそのリーダーに付いていきたいと思えます。

そして、付いてきてくれる人たちを認めて信頼すること。どんなに能力の高い人でも、1人で大きなことは成し遂げられません。むしろ自分よりも能力の秀でた人たちを一つの方向に向かわせることができる人のほうが、個人の何倍もの成果を上げます。

リーダーにとって不可欠なものは、強さや聡明さ以上に、「組織を勝たせたい」という熱意かもしれません。



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