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<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>銀座三越前から和光ビル方向を望む、泰明小学校

今回より東京の皇居・東京駅周辺の街歩きスケッチの作品を紹介します。


皇居、東京駅、銀座、有楽町、新橋、日比谷公園のスケッチポイント

 下に、私が訪れた皇居、東京駅周辺のスケッチポイントを示します。

私が訪れた皇居、東京駅周辺のスケッチポイント

銀座三越前から和光ビル方向を望む、泰明小学校

(1)銀座三越前から和光ビル方向を望む

銀座三越前から和光ビル方向を望む (2014)
ワットマン F4 2枚続き ペンと透明水彩

 銀座は江戸時代から今日までの変遷を知ると興味が尽きない場所です。特に明治維新以後の変遷はその時その時の政治文化を反映していて、スケッチしていているときは、現在に集中して描いているのですが、ふと筆(ペン)を休めると、過去の歴史、そしてこれからの未来を考えてしまいます。

 このスケッチは今から9年も前に描いたものです。最近久しぶりに銀座を訪れたのですが、「オリンピック」の影響なのか、大げさな言葉ではなく「激変」していました。

 今この記事を書いていて気が付いたのですが、この絵の中にも右側の三越のライオン像、前の和光ビル、交差点の左側向かいのガラス張りの現代的なビルなど、時代の変化を示すものが知らず知らずに描かれています。

 時代の移り変わりを「味わう」、その言葉は少し「へん」かもしれませんが、私が感じる街歩きスケッチの魅力はそこにあるのだと思います。

(2)泰明小学校

泰明小学校
スケッチブック B5 ペンと透明水彩

 明治11年開校の大変古い小学校ですが、まだ現役です。多くの都会の小学校が廃統合になるなか、この大都会の真中の小学校としては大変珍しいことです。
 銀座周辺を歩いていて偶然蔦のある古めかしい校舎に出くわしたのでラフスケッチしました。(関東大震災で旧校舎が全焼後、新たにコンクリートで立て直したそうです)

 蔦だけでなく、ふんだんにアーチを使っているのも戦前の建物の雰囲気をよく伝えています。

(おしまい)

前回の記事は、下記をご覧ください。


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