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【K-popニュース解説!】BTSも所属する韓国最大のアイドル事務所HYBE!米大手ヒップホップレーベルを買収!

ちょうど1年前2/9日韓国最大のアイドル事務所HYBEが衝撃のニュースを発表した。

K-POP大手エンターテインメント企業「HYBE」のアメリカ本社「HYBE AMERICA」が、米国ヒップホップ有力レーベル「QC メディア」をなんと約3億ドル(円換算で約400億円)で買収する契約を締結!


HYBE公式サイトより

HYBEは今までにもBTSをヒットさせた資金を手元に数々の企業を買収してきた。
HYBEのニュースをよく見ている人なら「またHYBEが買収したのか」としか思わないかもしれない。
ただこれは今後のHYBEを左右するかなり衝撃のニュースだ。

なぜならアメリカにおけるラップミュージックの市場規模は2兆2,532億だと言われている。インドやブラジルの国家予算に匹敵するらしい。
(チャットGPTに聞いてみたけど真偽は疑わしい)
※ちなみにKPOPの市場規模は2021年に81億米ドルと評価された。

KPOPも好き、ラップミュージックも学生時代から5年ほど聴き続けるほど好きな自分がこの衝撃のニュースの凄さを詳しく解説し、HYBEの未来を少しだけ除いて見る。



【1.HYBEのマルチレーベル戦略とは?】

まずHYBEのマルチレーベル戦略とは何か。簡単に振り返ろう。
以前別の記事でHYBEの凄さや経営戦略について書いた。詳しくは下の記事も読んでみてほしい。

HYBEの「マルチレーベル戦略」は、簡潔に「多角化戦略」といっていいだろう。 多角化戦略とは、企業が、複数の事業を保有することで、全体的に売上・利益を拡大し成長を目指す戦略である。
HYBEはマルチレーベル戦略の目的をこう説明している。

「表層的な独立した組織構造だけを保証するものではなく、完全に独立した創作基盤と、事業アイディアを後押しできるインフラを作るため」

HYBE公式サイトより

またHYBE創業者であり元会長を務めるパク・ジウォンさんはマルチレーベル戦略についてこう期待を寄せている。

それぞれのレーベルに独立した権限を与えることで、さまざまな音楽やコンテンツが生み出されることを追求しています。互いに協力し合い、時には健全な競争を通じて成長することを期待しています。

HYBE公式サイト 2022Letter to Shareholdersより

以前イギリスの連続起業家で巨大コングマリット企業”ヴァージングループ”の創業者リチャードブランソンの「ヴァージン-僕は世界を変えていく」を読んだ。
自身も”ヴァージンレコード”という音楽会社・事務所を起業した経験から音楽業界の難しさをこう言っていた。

音楽業界の難しさはヒットを継続的に当て続けることだ。

リチャードブランソン「ヴァージン-僕は世界を変えていく」

※興味ある人はぜひ読んでみて。

まさにHYBEが取り組んでいっているのは継続した成長のため対策だと言える。

まぁつまり、売上の増加とリスクの分散、各レーベルがコラボしてシナジーの獲得。これを狙っているのだろう。
このマルチレーベル戦略の一環として今回の買収があったということだ。

【2.HIPHOPレーベルQC メディアとは?】

では今回HYBEが買収したHIPHOPレーベル「QC メディア」とはどんな事務所で有名アーティストは誰がいるのであろうか。

HYBEの公式サイトではQC Media Holdings(QCメディアホールディングス)をこのように紹介している。

QC Musicは、米国で最も規模および影響力の大きいHIPHOPレーベルの一つで、ミーゴス、リル・ヤッチー、リル・ベイビー、シティ・ガールズをはじめとした革新的なアーティストたちが毎年数十億ストリーミングを記録しています。 音楽とエンターテインメント業界のパイオニアであるピエール・"P"・トーマスとケヴィン・"コーチK"・リーがアトランタに設立したQC Musicは、新鋭アーティストたちの成長と共に拡大を続けています。

HYBE公式サイト

非上場の会社のため売り上げ額の明記はない。
ただ有名アーティストは圧巻だ。3人厳選して紹介しよう。

QC Media Holdings famous artists
①リル・ベイビー(Lil Baby)
代表曲は「Freestyle」。YouTubeでは6億回再生されている。
メッセージ性の強い歌詞とフローが特徴的。

②ミーゴス(Migos)
代表曲は「Bad and Boujee ft Lil Uzi Vert」。YouTubeで12億回も再生をさせている。小気味良くリズムのいいノリノリなラップが特徴。

③シティガール(City Girls)
代表曲は「Flashy」。YouTubeで135万回再生をさせている。透き通った綺麗な歌声が特徴。

以上QC メディアで人気のアーティスト3名を紹介した。
この3名を含め様々なラップアーティストが今後HYBEの一員になる。


この買収により音楽ジャンルの多角化を進めるHYBE。
韓国アイドルとラップアーティストのコラボレーションによりアメリカでの認知度、そして売り上げを増やしていきたいところであろう。
※天使のような綺麗なアイドルが見た目コワモテのギャングスターラッパーとコラボする点も見どころ笑。

また2024年の第4クオーターの決算書発表がそろそろあるはず。
2023年度、2024年度も活躍の幅を広げてきたHYBEアーティストたち。
結果がどうなるか目が離せない。

決算が発表されたらまたコラム書く予定だ!
今後もHYBE関連のニュース・気になる豆知識や情報を発信していく!
気になる方はいいねとフォローをして見逃さないようにしてほしい!

それでは次回も!お楽しみに!!👋


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