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今の日本が学ぶべきは、タイ人の自撮り文化ではないだろうか

皆さん、サワディークラップ!
今更、Official 髭ダンディズムにハマりかけているタイ在住のKENです♪

早速ですが、皆さんは、自撮りは大好きですか?(^^♪

私は、タイに来るまでは「あり得ない、やらない」と思っていましたが、最近とびっきりの笑顔で自撮りするようになってきています(笑)

タイの皆さんは、写真、中でも自撮りがとても大好きです^^
街中では、黄色いロッカールームの前でばっちりポーズを決めたり、
友達と自撮りをしたり、

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Instagramには、

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バイクのミラーを活用したイケてる自撮りや

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友人との楽しそうな写真など、たくさんの自撮り写真が上がっています(*^^*)

「タイ人は自撮り好き」で話を終わらせることもできますが、

タイに住みながら、この自撮り文化がタイという国の考え方を顕著に表現していて、この文化には今、これからの日本が見習うべきことが詰まっていると感じています♪

この記事では、そのように私が感じる背景と気持ちをお伝えします☆

1、タイ人の自撮り好きはいつから?

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ICE曰く、タイ人の自撮り好きは、携帯電話にカメラがつく以前からあったそうで、スマートフォンの普及や安価なカメラの登場で急速に加速しました!

そんな時代に追い打ちをかけるように、自分の画像を掲載できるSNSが登場したため、タイ人の自己アピール魂に火がついたと考えています。

10年以上前のタイは、今ほど和食が人気ではなかった上に、タイ人は外食でもタイ料理を選ぶほどで、通称インスタ映えするような飲食店やスポットがそもそも存在しなかったそうです。

それがSNSの普及でより注目される場所を求め、ついには和食人気の加速や日本旅行、その他の国々の旅行に繋がっていったと感じております(^O^)

2、ファッションと「自分」を大切にする風土

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(上記画像)ANGGLE雑誌様より

タイに住み始めて真っ先に驚いたのは、タイ人のファッションの自由さです!

日本では若い世代がみんな同じような服を着ていることになんとなく気づくのですが、タイ人は、メディアの影響を受けずに、彼らは好きな服、好きな色を自分の意志で決めて買う傾向にあります。

私のコンドミニアムのオーナーさんは、50歳前半のちょいぽちゃお姉さまですが、ショッキングピンクのタンクトップに、ホットパンツでいつも挨拶をしてくれます^^b

日本人であれば「年相応でしょ!」と考えるところ、タイ人はそれに対してあまり深く思っていません♪

つまり、

タイには

「自分は自分」「誰かに自分の考えを否定される筋合いはない」

個人の意見を自由に尊重する風土があるなあと感じています。

そのため、他人の個性に対しても、ほぼ口出しはしません*

何かをするときに、欧米や日本のように理論づけて細かく説明して意見をしていきたいということは考えていません。ただ単純に、人のことには、とやかく言わず、かといって自分のことにも口出しさせずに風潮が根っこにあります。

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この風土によって、

タイ人たちは、自己肯定感が高くなるんだと、生活をしていて思います(*^^*)

3、自分が好きで、自分に自信がある!

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ついつい否定から入る日本とは、自己肯定感というポイントで大きく違う気がします。

会社などは上司や先輩が褒めることはせず、とにかくまず否定してみることから入るのが日本のテンプレートだったかも、と振り返ると感じます。
*今は少しずつ変化しているかもしれませんが*

「●年目はこんなもんだよね」と日本の企業はよく話にでますが、タイの企業で働くと、新入社員で入って1か月後の方が、社長に対して会社の経営方針に関するペーパーを突然提出していて驚きました。そして、社長も笑顔で受け取り、一大プロジェクトの屋台骨に配置しました。

学校制度も似た風土があり、タイは誰からも否定しないというのが一般的(人前で怒ることはその人の尊厳を大きく傷つけるので注意)、

このような風土の影響でルーズな人間ができあがるなあとも思いますがが、個々を見ると、どの人もみんな自分が好きで、自分に自信があります( `ー´)ノ

言語の面でも面白くて、
タイの友人から、「日本語が話せる!」と言われて
期待していると「こんにちは!かっこいい!」の一言だけ。

でも、彼は大満足な笑顔で、「話せるでしょ?ペラペラなんだ!」と堂々としていて、私は彼を心の底から尊敬しましたし、いつまでも自分を擁護して「英語話せない」といっている自分を恥ずかしく思ったことがありました☆

このような自己肯定感も相まって、
堂々自撮りをして、堂々SNSに公開することが好きなのも納得できます**

一時期、日本のコスプレ・カルチャーがバンコクでブームのようになりました。

タイ人コスプレイヤーと日本人コスプレイヤーの違いにも風土の違いはみえます!

日本のコスプレイヤーはある程度自分の体型や顔立ちを考えてキャラ選びもする傾向にあるように思えます。しかし、タイ人は断然、自分が好きかそうでないかに重点を置いています

よって、コスプレが全然似合っていない人が少なくありません。笑
それでもみんなむちゃくちゃ幸せそうな顔をして、コスプレを楽しんでいます!

4、日本に必要だと思う

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私は、この「人目を気にする必要はない」「人のことにヤイヤイ言わない」という風土は、今の日本、これからの日本に必要だと私は実感しています。

自分がいいとおもったら、それがいいんです!!
ただそれだけの、単純かつシンプルな生き方が、これからの日本を「より幸せな」生き方へと導くのではないかと思いますし、私もいつも心がけたいと思っています☆

日本を今まで築いてきてくださった先輩方が作り上げた「これが正しいんです」という「常識の路線」も完全に不要というわけではありませんが、心の根底に、このような「自分に自信をもって、自分を好きで、お互いを尊重する」という文化が根付くと、

もっとビジネスも、生活スタイルも、生き方も変わってくるとおもいます。

私は、今の日本人に必要なのは、根拠のあるなしに関わらず、他人に流されない自己肯定感なのではないかと感じます

5、日本の可能性

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日本の考え方を完全否定しているように感じた方もいるかと思いますが、私の考えでは、このタイの風土を取り入れたら

日本はさらに化ける可能性MAXなんです!

海外で今日本の観光地をPRしていますが、日本の地方の方に「おすすめありますか?」と聞いたら、「うちには田んぼしかないからなあ」と自分の地域を否定的な観点から返ってくることが90%です!

逆に、田んぼあるんだよ!!!この田んぼが、手塩にかけてきたもので、体験も兼ねて一緒にやると絶対楽しいんだ( *´艸`)

と伝えていただけると、タイの皆さんの受け取りも全く異なりますよね♪

謙遜という美しい日本の文化は人間関係で時に必要、

でも、日本人なんだから、もっと日本を好き、自分を好きでいれたらいいなあと思うんです。

私は、タイで働いていて、日本人であることを誇りに思っています。

日本人で良かった。みなさんのような情緒が豊かで、人を思いやることができる。そんな人から生まれた美しく、奥深い文化、生活習慣、イベント。

タイのみなさんが大好きな日本観光を作っているのはみなさんです。

タイの皆さんの考え方、風土が混ざると、もっと輝ける

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タイ人の友人が笑顔で自撮りしている様子をみて、

いつも、このように私は思ってやまないのです。

*当記事を書くインスピレーションを下さった雑誌ANNGLE様やあきらめなければいけるタイ様、在住歴20年が話したい本当のタイと見てきたこととうまい話と様、末筆ながら深く感謝申し上げますm(__)m

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