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【ギリシャ旅行記】人生で一番きれいなもの

イタリア編に続き、私が一年間に訪れたヨーロッパの都市を雑に記録する旅行メモ、ギリシャ編です。

Athens / Fira, Oia (Santorini) - Greece, 2023年4月

4月の最後に行ってみたかったギリシャへ。アテネに3泊したけど、丸々観光できたのは2日間。日本からの飛行機みたく朝に着く便はあまりないから、1日目は夜に着いて寝るだけ。

1日目

出発ギリギリまで課題が終わらず、あろうことか図書館で徹夜した。なんとか提出し、寮に帰って1時間後には空港に向かっていた。

イスタンブールで乗り継ぎ。ギリシャはスコットランドから少し遠めなので、イタリアの時と違いちゃんとした機内食もスクリーンもあった。

春休みはないけど、大きな課題が終わったので春休み気分。
嬉しくて機内ビールで旅をスタート

充電のためのアダプターを忘れて初日は飛行機以降充電できず、これは痛恨のミスだった。

2日目

アテネ観光。
一言で感想を述べるなら、暑い!
私が住んでいたエディンバラは少し寒いのでそう感じた。だけど久しぶりにたっぷり太陽浴びて最高だった。気温は20-25度くらいかな。

この日はアクロポリスなどの遺跡へ。7箇所の遺跡まとめてのチケットを事前に買っていた。全部は行かなかったけど、行きたかったところとあと数個回れて、5-6個は行けた。
アテネはエディンバラみたいに小さめの街で、空港に行く時以外は一度も交通機関は利用しなくて済むのが快適だった。
ちなみに個人的に楽しかった遺跡はアクロポリスと古代アゴラ。

遺跡にいたカメさん
遺跡であくびするネコちゃん

服は半袖、カーディガン、さらに上着を持ってきてたけど暑すぎて、モバイルバッテリーを充電するためにホテルに一旦戻った時に上着を置いて、半袖一枚で夜まで過ごした。パッとホテルに帰れるのも、小さな街のいいところ。

アクロポリスは丘なのもあり特に暑くて、めちゃくちゃ焼けた。半年以上経った今でも日焼け跡が残ってる。エディンバラでは日焼け止めを使ってなかったので持っていなかったのだ…。バカだった。

5〜6月以降は暑いからやめた方がいいと読んで4月にギリシャに行くことを決めたけど、よかったと思う。暑くなりすぎる前ギリギリの、いい時期に来ることができた。
夏のヨーロッパのovertourism(観光過多、どこも混みすぎている)は今年深刻な問題だったみたいなので、そういう意味でもシーズン真っ只中を避けられてよかった。

てっぺん。暑かった!

暑かったからこそ、ランチの時外で飲んだキンキンのビールが最高においしかった。イタリア以外の旅行では基本的にレストランは予約なし。全然入れた。

アテネは全部のレストランがそうなんじゃないかってくらい、どこも外にまで席がある。屋外で飲食するのが気持ちいい気候だった。

ムサカとビール。
ジョッキが冷えてるタイプでありがたかった

ビールでちょっと生き返って観光を続け、ディナーは調べてたこちらのお店に行った。店員のおじさんがめちゃくちゃ声が小さかったのが印象に残ってる。でも食べ終わったらサービスでお酒とデザートまでくれて嬉しかった。

のんびりした感じのレストラン。
テーブルに敷いてある紙もかわいい

夜20時半〜21時くらい、日没を見にフィリパポス・ヒルに登る。登ると言っても15〜20分とか。もっと大きな日没スポットもあるけど、自分の体力を考慮してこっちに。
丘からはアクロポリスも見えてめちゃくちゃきれい!ここで初めて日没というものの素晴らしさを感じた。

頂上から見たアテネ
アクロポリス

ホテルに戻って初めて、死ぬほど焼けてたことに気づく。真っ赤だった。4月でこれなので、夏に行く人は本当に気をつけて。というか暑すぎてアクロポリス閉鎖とかも今年の夏あった気がするので、そもそも夏本番は避けることをおすすめします。

2日目

サントリーニへ。
飛行機に乗らなきゃいけないのが正直面倒だったけど、自分がギリシャに行きたいと考える時思い浮かべてた青と白の風景はアテネというよりサントリーニだなと思い、頑張って早起きして行った。

サントリーニのメインの都市は、フィラとイア。空港はフィラの方が近い。

私は絶対にワインテイスティングに行きたくて、空港に着いてまずは少しだけ歩き回り、お金をおろしてタクシーでワイナリーへ。バスもあるけど本数が少なく、時間が限られてたのでタクシーに。
ちなみにサントリーニのバスやタクシーは基本現金のみなので注意!空港の近くにATMはたくさんある。

行ったワイナリーは「Santo Wines」。何種類セットにするか迷った末、5種類のワインテイスティングを注文した。プレミアムセットで、通常の8種と値段は同じだった。
各60mlの白ワイン3種・赤ワイン2種。フードがついてるセットも別にあったが、フードの表記がないのを頼んだのにブレッドスティックと2種のディップももらえた。

テラス席で飲みたかったけど、時間的にまだ店内の席しか開けてないみたいだった。窓の外の海を遠目に眺めながらテイスティング。

なんと右端のは白ワイン。
日光で発酵させた葡萄を使っているらしい
一番おいしかったのがこの白ワイン

上の白ワインは、店員さんに「白ワインの王様」と説明された。「アシリティコ」というのがサントリーニ原産の白ワインで、そのグランデ・リザーブというもの。

ワインを堪能して満足し、バスでフィラに戻って一通り歩き回った。

サントリーニの観光は、景色を眺める。基本的にこれに尽きると言ってもいい。なので時間にそこまで縛られずゆったりできるし、特別やりたいことがなければ日帰りでもかなり楽しめる。

フィラの景色

それからバスでイアに移動。
また同じように歩き回るだけの観光をした。私は俄然フィラよりイア派。一言で言えばイアの方がおしゃれ。お土産屋さんとかも、どこの観光地にもあるようなギラギラした感じのはあまりなく、落ち着いた雰囲気。

イアのお土産屋さんはこんな感じ
アテネに引き続き、ネコちゃんもたくさんいる
建物がかわいい

有名なブルードームや海沿いのカラフルな建物を眺めつつ、ふらっと入ったお土産屋さんで指輪を購入。

その後早めのディナーとして、調べておいた人気店らしいこちらのギロ屋さんへ。すでに豚肉は売り切れており、確かチキンを注文。おいしかった!そしてハウスワインを頼むと220mlが紙コップで出てきた。

天気は写真でもわかるように曇り。そしてとにかく風が強い。私は上着と半袖で来ていたが、上着があってもちょっと寒かった。雨も少しぱらついたり。なのでアテネとはかなり違う。
ギロ屋さんでは外の席に座って食べるので、テーブルに敷いた紙が風で飛ばないようにクリップで留められていた。

ナプキンは飛ばされた

この時点で19時ごろ。どこで見るかは決めてなかったけど、サントリーニの日没は必見。
帰りの飛行機に乗るためには1時間後くらいのバスに乗るかタクシーに乗らなきゃいけなくて、日没がちょうどバスの出発時間だった。

時間があったのでとりあえずその辺のバーに入る。海が見える席がよかったので一応その場でマップ検索したけど、あらかじめ調べてた店ではない。けどいい眺めだった!

窓際の席で海を見ながら飲む。一杯飲んで、時間がびみょ〜〜〜で迷った末もう一杯頼む。この提供がちょっと遅くて、もうバスには間に合わないなって感じに。タクシーに乗ればいいのでOK。

二杯目を飲みながら、窓越しに沈み始めた太陽と海を眺める……。これがもんのすご〜〜〜〜〜くきれい。一人で大感動してた。沈み切る前にバーを出て、外でまた日没を見ながらゆっくりタクシー乗り場に向かった。

きれいすぎる〜〜

リアルに人生で見た中で一番きれいなものだと思った。本当に泣きそうになったくらい。タクシー乗り場に向かいながらも名残惜しくて何度も振り返った。

結果、バスに乗らずに日没をしっかり見ることになって本当〜〜によかったと思った。感動冷めやらぬまま空港に帰る。ただ、タクシーに乗った割に飛行機が遅延してて、空港でもワイン飲みながら時間を潰した。
サントリーニで飲んだワインはテイスティングから空港のバーのものまで何一つよくある125mlじゃなかったので正確にはわかんないけど、考えてみたらこの日はカクテルも含め7杯くらい飲んだんだと思う。と〜ってもいい日だった。

サントリーニは本当に行ってよかった。景色・ワイン・そしてなんと言っても日没。あの景色は誰でも一生に一回は見て欲しい。それに私も、またあの日没を見られたらな〜〜っと思う。
22時くらいの飛行機に乗って、アテネのホテルに着いたのは1時くらいだったかな。疲れて就寝。

3日目

ホテルの近くにあった教会にふらっと入ってみたりしてから、昼の飛行機でエディンバラに帰った。

国内外関係なく人生初の一人旅だったけど、結構自分には合ってるんじゃないかと思った。あとアテネもサントリーニも、一人でご飯食べてる人は全然いないけど、なぜかその割にどこも一人で入りやすかった。一人だからどうこうって空気はなかったのが居心地よかったなと思う。治安も全体的によかった。
次回はダブリン編です。

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