【#Real Voice 2024】 「昇格」 4年・神橋良汰
早くも約1週間でシーズンに終わりを迎えます。
振り返ると4年間が本当に短く感じる。
ア式に来てカルチャーショックの連続でした。
「熱量、感受性、礼儀」という入部基準が提示され、スポーツ推薦の私は理解に苦しんだ。
「普通にサッカーをさせてくれ」と。
シーズン立ち上げからトップチームで活動することができ、開幕スタメンを勝ち取るために努力してきたものの開幕戦当日、私はア式蹴球部員としての入部を認められてもいなかった。
他大学では同年代の選手が開幕スタメンを勝ち取り、得点も記録した選手もいた。
自分は何をしているのだろう。
「悔しい」より「危機感」が自分を強く刺激した。
本気で焦りを感じたのも鮮明に覚えている。
2年時には降格を経験した。
3勝14敗5分で最下位。
3年時は勝ち点差2で昇格の機会を逃した。
改めて昇格することの難しさを痛感した。
そして4年目。
プレシーズンでいいスタートを切れたかのように思えたが、結果はそう簡単ではなかった。
個人的にも鎖骨骨折により約3ヶ月の離脱を宣告された。
さあここからと思っていた中での突然の出来事。
4年生としての責任を全うできない自分に情けなさを感じた。
入院中、精神的に落ちていた時期に救ってくれたのは「仲間」だった。
家族をはじめ、同期や元チームメイト、地元の友達の暖かいメッセージに助けられた。
素晴らしい医療チームにも恵まれ、おかげさまで順調に回復し、ボールを蹴り始めることができた。
そして2024年8月2日(金)、2025シーズン川崎フロンターレ加入内定のリリース。
涙が出るほど嬉しかった。
また、オファーを頂いたその日中に両親に会って伝えることができたのはたまらなく嬉しかった。
少しは親孝行ができたのかな。
正式オファーを頂いた瞬間、嬉しさと共に「やっとスタートラインに立てたな」と感じた。
1年時の部員ブログの冒頭に
「プロサッカー選手になりたいではなく、なる。」
と自分に発破をかけるように記した。
そして有言実行を果たした。
これからは良い意味でも悪い意味でも「見られ方」が変わる。
より責任と覚悟を持って活動に参加していきたい。
アミノバイタル杯や総理大臣杯では自身の力不足を痛感させられた。
ただ悔しい事だけではなく、今年はサッカー選手として一つの夢であった国立競技場でプレーすることを早慶サッカー定期戦で叶えることができたし、先日には今季初ゴールも取れたし、後期日体大戦や拓殖大戦での勝ち越した瞬間はたまらなく嬉しかった。
また、先日の立正戦は鳥肌が立つほど勝てて嬉しかった。(PK献上に関しては深く反省しております…)
そして今。
思うことは何か。
「昇格」
それ以外ない。
今シーズンが終わった時に後悔が残らないように一人ひとりが自分の役割を全うしよう。
今シーズンの努力が今後の人生に大きく影響すると思う。
来年からはもっと厳しい世界で闘うことになる。
今は楽しみで仕方がない。
今までお世話になった全ての方々への感謝の気持ちをピッチの上で表現し、より強い覚悟で闘います。
先日、林総監督が仰っていたように、「残り2試合」ではなく、「最終節」の気持ちで立教に勝とう。
俺らの代が1部に昇格させます。
続いてはいつも同期にいじられている原壮温君(都立日野台高等学校)です。
そんな彼が最後の部員ブログに何を綴るのか楽しみです。
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