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『プロセスエコノミー』届きました

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が372日目のnote投稿です。

さて今日は、尾原和啓さん著『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』が届いたので、そちらについて。

こちらはAmazonの総合ランキング1位にもなり、ビジネス業界の界隈では発売前からかなり話題になっていたものです。
予約してから届くのを心待ちにしておりました。

完成品ではなく「制作過程」を売る!

私自身も書籍の中に紹介されてもいる、フォーゼロスタジオ(00:00 Studio)という作業配信プラットフォームを毎日利用していたり、けんすうさんのオンラインサロンのメンバーなので、プロセスエコノミーは存じ上げていたのですが。

ここまで展開できるのか、今まさに時代が変わっているんだ、とその広がりや変化の激動ぶりに脱帽しました。

毎日作業配信をしているので、プロセスエコノミーは分かったつもりになっていたのですが。
そんなことは全然なかったです。

読みながら、引き込まれる実際のお話や事例も多く、とても感嘆しておりました。
むしろこれからの広がりとやり方の可能性にとてもワクワクしています。

本日はそんな『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』を読んで。
個人的に「ここが特に面白かった!」という部分を少しだけ抜粋して、自身の考えや想いを書いていきます。

●「役に立つ」より「意味がある」

なぜプロセスに意味があるのか

私は尾原さんのオンラインサロンにも入っているのですが。
第1章としてこちらを持ってくるのは、流石の入り方だなと思っていました。

本書の中にも散りばめられていますが、尾原さんは「なぜ(Why)」をとことん突き詰めていらっしゃる方だなとつくづく思っています。
そしてその解が明確で、お話を伺っていても、それがスッと入ってくる感覚があってとても好きです。
興味のある方はこちらから▼

そしてこの第1章では、なぜプロセスなのか、時代がどう変化し、人が何を追い求めているのか、を俯瞰的視点からビジネス的な視点まで、包括的にまとめられていると感じました。

特に、帯にもコメントがある、山口周さんの著書からの引用で。

これからの社会では、「役に立つ」ことより「意味がある」ことのほうが価値がある
『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』(ダイヤモンド社)

と指摘している、と紹介した上でこのようにまとめられています。

「すべてのサービスは自分が自分らしくなるためにある」

コトラー・マーケティング理論の発展として、表にも紹介されているのですが(下記参照)、その流れが一目瞭然でした。

マーケティングの目的が、商品の販売・普及(マーケティング1.0)から、顧客満足(2.0)、価値ある体験(3.0)、そして顧客の自己実現(4.0)へ移り変わっている、ということですね。

経験価値志向のマーケティング、という言葉がとてもしっくりくるなと感じました。

こうやっていうと堅苦しく感じる方もいるかもしれませんが、簡単にいうと、西野さんがよく例に出す、「子どものお遊戯会」を想像するとわかりやすいかもしれません

他の人から見て、「それってなんの意味があるの?」と思うことでも、所属コミュニティや交流してきた人々、その最たる例が家族ですが、その人たちが晴れ舞台に出る、目の前で演技をしている、となると『感動を呼び起こされる』ということですね。

これまであんなに苦労して
紆余曲折あったよね
こんなに成長して上手くなって など

こうした想いが去来するのだと思います。

だからこそ、共感型のSNSが台頭するという未来を予想でき、また価値としては参加価値だけでなく、「共につくっていく」という共創価値がとても重要になってくるんですよね。

自分ごととして、ものごとを主体化する。
それをどのように個人でも、個人が繋がっているグループでも構築していくか。

こうした時代になっているのだと思います。

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●大切なのは他人ではなく自分のモノサシ

なぜ、の部分で最後に紹介されていたのが「6D」のお話。

❶Digitized(デジタル化)
❷Deceptive(潜在的)
❸Disruptive(破壊的)
❹Demonetized(非収益化)
❺Dematerialized(非物質化)
❻Democratized(民主化)

それぞれが本書を読むと、「なるほど」と唸るものばかりなので、詳しくはそちらへ。
テクノロジーの進化発展からの観点で、「Why」を解消しています。

ざっくり言ってしまえば、時代の進むスピードが劇的に変化する時代で、それがさらに加速していることを前提に。
その変化を先取りして行動できるようにしていかなければいけないよね、という指針がこれら6Dだ
、ということでした。

そしてその先進例としても紹介されているのが、作業をライブ配信するサービス「00:00 Studio」(フォーゼロスタジオ)です。

本書でも、「併走感」として表現されていましたが、一緒にやっている実感を生むこと、そしてなぜこの作品を生んでいるのか、どうしてここにこだわるのか、ということを共有する。
これを「Why」を共有する、と表現されていて、こちらもしっくりきました。

他人に左右されない自分なりのモノサシ

これを求めて人はその人と交流し、受け取りあって、わかりあう。
そして連帯感を伴って、応援し合う関係となり、それが所属感にもつながる。
こうしたプロセス自体に、とても意味があるのだろうと感じています。

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●作業配信をやっている側の目線と実際

では、その実際はどうなのか。
作業配信仲間のナカタニさんの記事が、そもそもプロセスエコノミーって何?というところから、こうやって効果が出ているよ、こういうふうにやっているよ、とわかりやすく書いていらっしゃいます。おすすめ。

ということで、私はここからもう一歩踏み込んで考えていることとして。
交流とコミュニティについて掘り下げます。

私はいつもフォーゼロ(いつもいつもこう略しています)を、「共同作業場」と称しています。
いわば、オンライン上の共同オフィスな感覚です。
なので、私の配信は毎回"フォーゼロ出社"というタグをつけていたりします。

そこには、他業種の方が多くいて、自分から交流しようと思えば、すぐにお話を伺える。
そして、その専門性の高さからくるそれぞれの個性が色濃く感じられる。
この個性を深掘りできるところがとても魅力的なんだと思います。

自分の知らない世界を突き詰めている人がいる。
自分の価値観はとても小さい部分のものだけで、こんなにも魅力的な道があるのだと気づかせてくれる。

けんすうさんが帯にも書いていらっしゃるように、「道」を重んじる日本人にはとても重要な観点なのではないでしょうか。

ナカタニさんはこの観点から、尊敬度が高まった、とおっしゃっているんだろうなと思っています。
私も共感しますし、だからこそもっと知りたい、応援したい、が生まれるのだろうと感じます。

誰にでも、ドラマがある

まさにこういう時代になっているのだと、実感しております。
自分なりの物語を、これからも紡いでいこうと思います。

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#プロセスエコノミー
#けんすう
#アル開発室
#尾原和啓
#箕輪厚介

今日はここまで。372日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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