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人を信じられなくなるとき

【コラム 人間不信とは】


あの人は私を

裏切るだろう
だますだろう
侮辱するだろう
傷付けるだろう
失望させるだろう

そう強く思うとき

私はあの人から

裏切られるだろう
だまされるだろう
侮辱されるだろう
傷付けられるだろう
失望させられるだろう

「私という存在は」
「そもそも人間とは」
そういうものなのだ。


人間不信とは

人間を信じられなくなった状態ではなくて、自分という人間は、どうせ人から○○される存在なんだと強く「信じている」状態のことです。


「どうせ他人は○○だ」
「どうせ私は○○される」
「どうせ私は○○してしまう」


この思い込みが人間不信の思考をつくり出し、そのような人物や出来事を引き寄せて、現実が自分に教えてくれます。


「あなたには、このような思い込みがありますよ」
「あなたは、このように自分を扱っていますよ」
「あなたの心の傷は、あなたに癒されたがってますよ」


人間不信のまま、人を信じようとしてもうまくいきません。やっぱり信じるんじゃなかった、ということになります。

例えるなら、宝くじは絶対に当たらないと分かっているのに買って、結局外れて後悔するようなものです。


「ほーら、やっぱり外れた!買うんじゃなかった」


人間関係も同じです


「ほーら、やっぱり騙された!信じるんじゃなかった」
「ほーら、出た!また、やっぱり、このパターンだ」


アタマの片隅で、宝くじ当選をちょっとは期待していた。けれども心の何処かでは、絶対に当たらないと、強く信じて(分かって)いた。


人間不信から脱出したいのであれば、他人を疑ったり、信じられない、ということにフォーカスするのではなく、他人を信じようとするのではなく…

自分の心のクセ、心の傷、人間そのものや自分に対してのネガティブな思い込みを見つけ出すことが先決かと思います。


そして、自分が自分を裏切り
騙し、侮辱し、傷付け
失望させているのだとしたら……

私は一体どんな風に自分を

裏切っているのだろう

騙しているのだろう

侮辱しているのだろう

傷付けているのだろう

失望させているのだろう


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