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腸内の幹細胞を活性化するもうひとつのシグナルがビタミンD

本書のテーマは、70代、80代の人たちが、肉体的老い、精神的老いを予防し、健康寿命=「寿命の質」を延ばし、あるいは高めていき、上機嫌で生きていくためには、どうすればよいか、です。そのテーマにうまく対応できれば、死ぬまで「人生のピークを上書きする」が可能(中略)新しいステージにトライするための決断の時期、マインドの強さ、そして準備の周到さ

バナジウムは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと似た働き

情報分析官

運動は心肺能力を強化するから、鍛えれば鍛えるだけより激しい運動に耐えられるようになる、というような話をもっともらしくする人がいました。ここにも勘違いがある(中略)脳梗塞や心筋梗塞を罹患した人も、少なからず生還しています。けれど、そこから先に待っているのは、いつ終わるとも知れない長い長いリハビリの日々(中略)心筋梗塞は発症する一〇年以上前から動脈硬化として密かに始まっている(中略)正しい生活を心がけることが、突然死を防ぐために大切

ありていに言えば、ほとんどの糖尿病患者は心血管疾患で亡くなる

(※2型糖尿病の)自覚症状は、初期段階ではほとんどありません。 かなり進行したあとに、疲れやすい、体に力が入らない、倦怠感、のどの渇き、目のかすみなどといった症状が出はじめますが、もっと怖いのは長期にわたったと見られる合併症(中略)(※糖尿病)治療を受けずにそれ(※水虫や靴ずれなど)を放置して悪化させれば、腐って壊疽を起こし、切断しなければならなくなります。※引用者加筆.

糖尿病は典型的なストレス病です───藤田紘一郎教授(著書名失念)

ストレスを受けた神経が免疫細胞に影響を与え、それにより免疫細胞に関わるホルモンと神経伝達物質の体内での流れが乱れてしまう(中略)長期間ストレスにさらされ、さらに睡眠不足や極度の疲れがあるとウイルスに感染しやすくなり、また創傷の治癒プロセスも妨げられる

(※九州大学の須藤信行)教授は生体が有害なストレスを受けると、脳内の視床下部→下垂体→副腎軸を介して腸内細菌に影響を与えていることを明らかにしました。 つまり、脳が感じたストレスは直接、腸内細菌にダメージを与えている(中略)脳はストレスに弱い臓器です。 ストレスにさらされると、その苦痛を回避するために、目の前の快楽に飛びつく───藤田紘一郎教授(著書名失念)※引用者加筆.

ストレスが顆粒球増加を促す(中略)悪者と化した顆粒球が最初に反応するのが粘膜の常在菌です。増えすぎた顆粒球は普段ならほとんど攻撃しない粘膜の常在菌を過剰に攻撃して炎症を引き起こします。最も深刻なのが粘膜への直接攻撃です。常在菌が少ないときでも、顆粒球は自らが出す活性酸素で粘膜組織を破壊する(中略)こうして体のあちらこちらで化膿性の炎症が起き始めます(中略)さらに悪いことに、顆粒球が増えると、粘膜上で顆粒球が役目を終える際に発生する活性酸素の量も増えてきます(中略)さらに、体のあちこちの粘膜で組織破壊が起き始めます。レベル5になると、がん、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病───安保徹医博(著書名失念)

ミトコンドリア「かまど」

ミトコンドリアの機能不全が慢性疲労の根本的な原因(中略)ミトコンドリアの機能不全が2型糖尿病特有の症状

傷のある糖尿病患者が高圧室で治療を受けると、細菌が酸素にさらされて死滅

情報分析官

「いい死に方」ができるかは、「いい生き方」をしているかで決まる

黒ニンニクとは、ニンニクを発酵、熟成させたもので、ポリフェノール、シクロアリイン、S-アリルシステイン、ピログルタミン酸といった成分が、生ニンニクの数倍も含まれている(中略)とくにS-アリルシステインは、弱ったナチュラルキラー細胞を活性化させる作用があります

冷や奴、納豆、だし巻き玉子など、たんぱく質と脂質が豊富な副菜もOK(中略)天日干しのスルメやクルミをかじりながら、ちびちびと飲むのが至福の時なのです。まずは糖質ゼロの発泡酒を1本飲み、その後は同じく糖質ゼロの焼酎(水割り)を2、3杯ほど飲んでいます。夜中に尿意で目覚めることがなく、翌朝もお酒が残っていることはありませんから、私の体にとっては適量だと思っています(中略)お酒は飲んでもいいです(中略)NGなのはビール、日本酒などの醸造酒(中略)ビール中ジョッキには「糖質15g」以上、日本酒1合には「糖質8g」程度入っています(中略)醸造酒でも「辛口ワイン」は例外です。赤も白もグラス1杯に「糖質1g」足らずですから、食事とともに1、2杯飲むくらいなら問題ありません。OKなのは焼酎、ウイスキー、ジン、ラム、ウォッカといった蒸留酒

純水はミネラル成分が含まれていない酸性の水で、常飲すると酸性体質に傾いてしまいます。酒類やジュース等も多くは純水が使用されているため、できるだけ天然水仕込みを選びましょう。

甘酒は飲んでもいいですが、砂糖の代わりとしても使えます(中略)(※ヒ素を多く含む)ひじきは食べないのが正解 ※引用者加筆.

情報分析官

ヒ素 この有名な毒は、腸内細菌を殺す抗生物質でもあり、内分泌かく乱物質でもある(中略)長寿のメッセージを姉妹に送るような細菌を育てることが重要な要素となる。細菌はそれに応えて、より強くなり、より多くのエネルギーを産生しより効率的に働くようになる(中略)ミトコンドリアがコラン酸の信号に反応(中略)追加で与えたコラン酸は、ミトコンドリアの分裂を促した。つまり、既存のミトコンドリアが、余分なエネルギーを産生するために、2つのミトコンドリアに分裂した(中略)私たちの細菌は、驚くほど似たようなプロセスを行なっているようだ。私たちのミトコンドリアは、腸内に棲む姉妹からメッセージを受け取ると、ミトコンドリアの数を増やして、その機能を向上させる(中略)この過程はホルミシスと呼ばれる(中略)ホルミシスとは、大量に晒されれば有害となるものを、低量だけ晒すこと、そしてそのストレスに対して、生物が好反応を示すことだ(中略)腸内の幹細胞を活性化するもうひとつのシグナルがビタミンD3(中略)ビタミンDは幹細胞の働きを助け、テロメアを伸ばす手助けもする

情報分析官

熱は酵素の振動を促してほぐれさせる。酵素の表面積が増える(中略)酵素は天然の触媒ともいうべき分子で、反応の道筋を変える作用をもっている。触媒があると、反応が裏通りではなく幹線道路で起きるようになるので、反応物どうしの相互作用するスピードがアップすることが多い。

情報分析官

毎日をどう生きるかで慢性疾患は予防できる 

免疫細胞の8割は、腸間膜に存在

沖縄の海開きは3月1日。アラハビーチなどは暖かいので、米軍関係者は水着で海に入る。日差しを避けてきた方は、沖縄のホテル、航空券を早割で予約するのが賢明。がんを治すにはビタミンB1が1000倍必要なケースもあり、また、がん細胞にはAGEsを受け止める「受け皿」もある。したがって、予防と治療の間には大きな隔たりがあることをご理解頂いたうえで、このノートをお読み下さい。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n31cc75cc6f7d

https://note.com/wandering_1234/n/n406b5afbdd14

https://note.com/wandering_1234/n/n15b60fc8bc94

https://note.com/wandering_1234/n/n9975f31eb66e

https://note.com/wandering_1234/n/n5957bcf628c7


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